「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

ご不興。


春です。
抜け毛の季節です。
英語で言うと、シーズン・オブ・ザ・ヌケーゲです。


春の日差しにきらきらと光る抜けた毛。
とりあえず大活躍するのはコロコロ。
床をコロコロ、ソファをコロコロ、自分の服をコロコロ、そしてぬこをコロコロ。
ぬこをコロコロすると、もりもり毛が抜けてきます。
ぺろりと紙を剥がして、もう一度コロコロすると、またもさもさと毛が抜けてきます。
「おぉ。抜ける!」
と思って、チョーシに乗ってやっていたんですが、コロコロした直後でもやっぱり、猫の身体の表面にはちらほらと抜け毛が目立ちます。
まぁ季節も季節だし、多少はしょうがないやと思ってたんですが、ふと見ると、なんだか白っぽい粉のようなものが。
その粉(?)の一部はクロさんが静電気でどこからか持ってきた、クッションのマイクロビーズの粒だったんですが、そうじゃないものもあるようです。
もっと細かくて…………んー……フケ?
その正体がなんなのかはわかりませんが、チョーシに乗ってコロコロしてたので、毛の奥からゴミが出てきたようです。


よーし。ひさしぶりに。
というわけで、ぬこの洗濯。
知らんぷりしながら、風呂場でシャンプーとぬるま湯の用意をしていると、案の定、クロさんは覗きにきました。
そこをすかさず捕獲。ドアを閉めて逃げ場をなくし、ぬるま湯を張ったタライにぬこを投入します。


あぁぁぁぁぁおおおおぉぉぁぁぁぁん!!


そりゃもう大騒ぎ。絞め殺されるかのような声をあげて激しく嫌がります。
ひとの風呂は覗きたがる(そして風呂の湯を舐めたがる)くせに、自分の風呂はやっぱりイヤか。
大騒ぎの果てに洗い終え、適当にタオルドライした後は、陽当たりのいいところに放置。
ドライヤーかけると、しゃぎゃーっ!っと怪物のような鳴き声を上げるので。


1〜2時間もするとふかふかに乾きます。
「んー。クロさん、ふかふかー。いいにおいー」
もふもふっとクロさんに頬ずりすると、猫の毛が顔にたくさんつきました。
…………抜け毛はシャワーでもなかなか撲滅できないようデス。
やっぱりこまめにブラッシングするか。