「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

ぬこと交通事情。


本日、仕事帰りに最寄りのスーパーに寄った帰り、駐輪スペースに停めていた自転車をずりずりと引きずりだしていたら、
「うぁっとっとぉお!」
という妙なオッサンの叫び声が聞こえました。
「てめぇこんちくしょうあぶねえじゃねえか!こっちこいゴルァ!車寄せろ!」
非常にガラの悪い言葉で、罵声を浴びせている先はタクシー。
どうやら、歩行者用信号が点滅していたタイミングで、オッサンが横断歩道を自転車で急いで渡り、その交差点を右折してきたタクシーが、オッサンの意外と素早かった動きに対応できず慌てて急ブレーキ、オッサンも急ハンドルで対応、結果オッサンは転びかけて悲鳴を上げたということらしいです。


でも多分、オッサンの悲鳴で顔を上げた私の目には既に歩行者用信号どころか、車用の信号も赤になっていたところを見ると、オッサンはかなり危険なタイミングで渡ったのでしょう。
それにタクシーの急ブレーキの音は聞こえませんでした。だから、おそらく間に合うタイミングでのブレーキだったんだと思われます。
大きな道路での右折待ちって、信号ぎりぎりとか、変わった瞬間とかに隙をついて曲がるものだし、歩行者や自転車がいれば曲がった先でブレーキをかけて、という流れにもなるだろうし。
けれど、オッサンは転びかけた自分が恥ずかしかったのか、ひどく下品な罵声をまき散らし、「周りも見てたろうがっ!」とかナントカ叫んでました。
……周りに誇れるようなタイミングではなかったのは、オッサンも一緒なんですが。


数ヶ月前に、同じ交差点で、車同士の軽い接触で同じように喧嘩に発展していった(その時は双方の運転手が互いに罵声を浴びせていた)のを思い出し、「ここの交差点は注意だな」と思いました。
事故注意。
いや、むしろ、
めんどくさいオッサン多し。注意。


そして本日。夕飯の支度をしていた私の足元に猫がじゃれついてきました。
「アブナイよ、あっちで待ってろ」
と言うと、にゃーと鳴いて離れた気配がしました。
夕飯の支度を続け、ふと、台所の下の棚に入っているボウルを出そうと足の位置を変えた時、焦げ茶色の毛玉が。
避けられるタイミングではありません。
身体を踏んづけることは避けましたが、尻尾の先を軽く踏んでしまいました。


「に゛ゃ!」
「え。あ、ごめ……」
「にゃー! にゃー!」


……って、ちょっと待てよ!
わざわざ背後にまわって、私の足に触れないぎりぎりのところにそっと尻尾を置いて座り込んだのはおまえだろう! ご丁寧に気配まで消して!
わざと踏ませておいて被害者面するな!(逆ギレ)


めんどくさい猫にも要注意デスヨ、みなさん。