「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

読書日記〜漫画編〜

少し前から気になっていた、そして最近は本屋に行くたびに平積みになっているのであの表紙が気になっていた「テルマエ・ロマエ」をついに買ってしまいました。負けた(何に)。
面白かったです。ルシウスいいネ。そして、マルクスがすげーいいヤツだよね(笑)。


そして、もう1つ、結構前から気になっていたのが浅野いにお。迷っているうちに「ソラニン」が映画化されることになって、「今買ったら負けじゃないか(何に)」と思って手を出しかねていたのですが、「素晴らしい世界」のスペシャルエディションが、「小さくて分厚い雑誌」的体裁で積まれていたので、もう負けたことにして買いました。
うん、やっぱりこれは嫌いじゃない。一番最初に単行本を見かけた時に「やべ、これ自分好きそう」と感じたのは間違いじゃなかった。
登場人物同士の人間関係も時々気になるよね。


普段、私の読書日記で記しているのは小説の類ばかりなのですが、実は小説と同じくらい、ひょっとしたら漫画のほうが多いかもっていうくらい読んでます。
上の2冊の他に最近買ったのは……。
「おとなの1ページ心理学」1・2と「マンガでわかる心療内科」。この2作品はwebから。
拝み屋横丁顛末記」は13が出たね。拝み屋横丁には行ってみたいし、文世ちゃんは好みのタイプだけれど、あんなところに住みたくはナイ。
「ONE-PIECE」は……尾田くんはどこまで稼ぐの(笑)。累計スゴイことになってるよね。
まほろ駅前多田便利軒」のコミックス版は、意外と原作のイメージを壊していなくて、でもなんとなくBL(登場人物はみんな大人でBOYじゃないけど)のニオイがする絵柄なのにとか思ったけど、ああもともと原作の三浦氏がそういうニオイだったとかそんな。
のだめカンタービレ」は本編が終わったと思ったらオペラ編とか。
「ダーリンの頭ん中」は2が出ました。「〜〜外国人」のほうが映画化されてるけど、どうなの。エッセイコミックの映画化というのがなんとなく馴染まないんじゃないかと心配してるのは私だけ?



そうだ。ついでだから、読書日記の本編(?)も書いておこう。
以下3冊、古本屋にてハードカバーを各105円にて購入。


嗤う伊右衛門』(京極夏彦
伊右衛門さんとお岩さん……といえば四谷怪談。お岩さんて多分、日本で一番有名な幽霊ですよね。大方は、伊右衛門が悪い男で、お岩から心変わりしたあげくに毒を盛ってその顔を醜く爛れさせ、それを恨みながら死んだお岩が伊右衛門を祟り殺すといったようなストーリーみたいですが、京極版のこれはひと味違います。これはアリだぜ。伊右衛門さんステキ。


『くっすん大黒』(町田康
以前、読書日記にも書きましたが、『浄土』で初めて町田作品に触れ、そのパンクぶりが琴線に触れたので、作者買い。この『くっすん大黒』が小説としては処女作なのね。まだ小説の書き方に戸惑ってる感が見られて、これもちょっとDOKIDOKIする作品でした。


『温室デイズ』(瀬尾まいこ
前回の読書日記で、この人の作品買っちゃうかも、と予言した通り、買っちゃいました。まぁ105円だしね。この人の作品は、いじめを題材にしても黒くなく、血腥くもならないのが持ち味。でもそれがある意味リアリティなのかもと思うような、そうでもないような……?
読みやすいことは読みやすいけれど、なんだか、裏地のキュプラみたいにさらりつるりと指の間からすり抜けていくような印象かも。


大手古本屋では多少古かったり汚れていたり、在庫がかぶったりするとすぐ105円均一にしちゃって、買うほうとしては有り難いけれど、ハードカバーまで105円だもんなー。チョーシに乗ってほいほい買ったら、すぐに本棚溢れちゃうよね(今も決しておさまってはいない)。


思い出したので追加。
『ロスト・シンボル』(ダン・ブラウン
ダ・ヴィンチ・コード』のラングドン先生シリーズ第3弾。同僚からのレンタル。
ラングドン先生って、インドアなインディ・ジョーンズだよね。事件の発端は必ず巻き込まれ系で、ヒロインとちょっといい関係になったりするところなんかそっくり。
前作『天使と悪魔』を読んだ時に、「これは前作より面白いな」と思ったものですが、同じ感想を今回も抱きました。フリーメイソンを中心に、カルト的・オカルト的な題材だということも、私のような、マニアに憧れる浅い人の心をくすぐるのかもしれません。
「きゃー! ラングドンせんせいー!! ぎゃー! あぶないっ! うしろうしろー」と叫びそうになる場面も(叫ばなかったケド)。