死角。
ねこふんじゃった
ねこふんじゃった
ねこふんづけたーらー ひっかいたー
つまりどういうことかというと、昨夜の風呂上がり、猫に餌と煮干しをやり、猫トイレを片付け、寝る準備をしていたのです。
髪がまだ乾いていなくって、バスタオルをかぶりつつ。
猫は煮干しに夢中で、がつがつ食ってるので、その隙に色々やりつつ。
そして、バスタオルで視界が隠されたまま、廊下をリビングへ戻ろうと。
(もにゅ)
に゛ゃっ!
(がぶっ)
痛っ!?
いつのまにか、足元に来ていたらしいです。クロさん。
尻尾の先だか、肢の先だかを踏みました。
そして足首を囓られました。
「に゛ゃっ!」から「がぶっ」まで、その間わずか0.5秒。
何が起こったのかわからず、え、なに!?と思わず振り返ると、視線の先でもわもわと膨らんでいく尻尾。
1人と1匹で、とりあえず呆然として向かい合う。
うっかり踏んづけた>踏まれて痛かった>とりあえず囓った>囓られて痛かった
この流れを互いに納得するまでに数秒を要し、
「……あ。そうか。踏んだか。ごめん」
「にゃー!」
そして、ひゅぼーんと、しぼんでいく尻尾。
それにしてもクロさん。
歌詞と違うよっ!?