「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

またしても俺はやったぜ。

昨日、あんな備忘録を書きましたが、ちょうど今日、仕事が暇な時を狙って「面談いいですか?」とマネージャーにこっそり(←?)言われました。
なので、備忘録の内容をそのまま質問としてぶつけてみました。
結果、本来なら一次〆切に○○%提出が目標であって、達成できなかった場合はペナルティがあり、逆に達成できた場合は報奨があるのだとか。
ってぇことは。
ってぇことはですよ?


それでもそれをガン無視する営業はどうか。


ってことになりますね。
その後はひとしきり、社員に対する教育面での理想論と現実についてや、あるべき営業の姿、それを受けてのあるべきライターの姿などをマネージャーと語り合ってみますた。
あのマネージャーは見た目がムーミンに似ている……(←貶してはいない)。


それにしても、
「ひとつ伺いたいんですが、よろしいですか?」
「はい、どうぞ」
「個人的な意見なんですが、会社という組織の中では人の善意によって成り立つものがシステムであってはならないと思うんです」
「その通りですね。もちろん僕もそう思います」
「そこで伺いますが、一次〆切の目標は何パーセントですか?」
「○○パーセントです」(注:あえて伏せる)
「それは努力目標ですか?」
「違います。成果目標です」
「ではペナルティは?」
「あります。もちろんしっかりカウントされて査定にマイナスされ、達成できた人間は査定に大幅にプラスされます。それらはささやかなものではなく、かなり成績に影響の出る範囲です」
「現実に成果目標が達成されていない月が多くありますが、もしも最悪の事態が起こった場合にフォローできるシステムはありますか?」
「あります。最終的に出来上がる雑誌の質、つまり原稿の内容が惨憺たるものになるかもしれませんが、雑誌の発売延期を回避することは可能です」


これらのやりとりだけで、私の疑問、そしてもしも私見と違った場合の提案などなどが全て氷解してしまいました。
互いの会話の合間に、2秒以上の空白はありませんでした。
私は事前に文章としてアウトプットしていたという「予習」がありますが、彼にはそれがありません。
私は決して、自分を頭の良い人間だとは思っていないけれど、でもある程度の分野に限って言えば、馬鹿と言われるほどではないと思っています。
けれど、今までの社会人生活において、「コイツ馬鹿だ」と思わない上司は多くはなかったというのが本音です。ひとは他人への評価に対しては厳しいものだから。自分のことは棚に上げて。
実は、今回のこのマネージャーは私よりも年下です。
正確に言えば、彼は上司というよりも監督者という立場ですが、私はこれまでに、こんなに人の話をよく聞く、そしてこちらの言いたいことが正確に伝わる、更に返答が明確で迷いが無い人を上司に持ったことがありません。若いのに落ち着いてるしね!
彼がマネージャーでいる限り、私は彼のために最大限の努力を惜しまずにいようと思いました。


彼との1時間の面談はあっという間に過ぎ、しかもその間、2人とも喋りっぱなし。
「松川さん、今度、飲みながら話したいですね(笑)」
「ええ、ぜひ(笑)」
社交辞令じゃないといいなぁ(笑)。本当に、ちょっと語り合ってみたい人です。



ちなみに今回の面談は契約更新と同時に、私個人に対する査定の伝達もありました。
どうやらランクアップしたようです。
今月から原稿料がちょっぴり上がります。
わーい。やったー。