「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

第6回目。

本編の6回目です。みんな結構育ってきた。
Ken-K氏がGMの回は、私がドワーフキャラを担当しているせいもあってか、なかなかドワーフ氏の魅力が引き出せない今日この頃。
でもプリーストレベルが上がってきたので、上位の回復魔法が使えるようになってきました。
そして実は2.0って、対蛮族には神聖魔法が結構有効なのよね。セイクリッド系とか。
……今回使いワスレタケド。えへ。


第6回目(090801/22:00〜)


カンプ(ドワーフ) PL:Ken-K
プリースト5/ファイター4/エンハンサー1
・生まれ変わったらリルドラケンになりたい、ザイアの神官戦士。


フェーリエンドルフ(エルフ) PL:松川
コンジャラー5/ソーサラー4/レンジャー1/セージ1
・ついに下僕を手に入れた、買い物好きのウィザード。


ジャック(タビット) PL:あつし
シューター4/マギテック4/スカウト3/セージ1
・盗んだ魔道バイクで走り出したいマギテックシューター。


ジン(ナイトメア) PL:振一朗
グラップラー5/スカウト5
・1ゾロ振るチャンスが増えた“トレジャーハント”持ちの格闘家。


アガット(人間) PL:あおい
フェアリーテイマー5/フェンサー4/レンジャー2
・ヒロイン(笑)。現在、チョーシに乗っている。


フラン(ルーンフォーク) PL:高迫
ファイター5/マギテック3/セージ2
・毛皮を持たないが故にアガットに解雇されかけた使用人(でも強い)。


メイドと駆け落ちした兄貴を、戦バカの親父に追いつかれないうちに見つけて、隣国(自由都市ディザ)まで連れていってやってほしいと、チャラい弟貴族から依頼を受け、うっかりと蛮族に捕まっていた駆け落ちコンビを首尾よく見つけた一行。
ディザ手前の宿場町に無事たどり着き、まずはそこで休息をすることに。
そしてストーリー的には途中ですが、セッションは一度途切れているので、その時点でプレイヤーは経験点をもらっています。
マギテックのレベルが上がったジャックは、ちょっとお買物がしたい。


ジャック「マギスフィア売ってますか。大きいやつ」
GM「うーん、宿場町だからなぁ。消耗品は売ってるけど、そういった魔法用のアイテムは、魔晶石も含めて売っていないことにしよう」
ジャック「……魔道バイクに乗りたかった……っ!」
──魔道バイク。マギテックLV4呪文の「オートモビル」です。マギスフィア(大)を使って、魔法の自動二輪車を作りだし、移動速度50で移動できます。
確認はしませんでしたが、この時点で皆の脳内には、ハーレーに乗った目つきの悪いハードボイルドなウサギがいたはずです。ジャックが乗るバイクは絶対、アメリカンタイプのハンドルだと思うんだ!(私見)
フェーリ「どるるん、どるるん、ってエンジン吹かしてぎゅるるるるーってターンして、『乗りな!』とか言うんだね?」
アガット、フラン、ジン「ジャック、かっこいー!」
ジャック「言いませんよ!」
言えばいいのに。


蛮族から助け出されたばかりの駆け落ちコンビ、フリッツとエリスは薄汚れた格好で文無しです。とりあえず休息も兼ねて身なりを整えようと、一行は宿場町の公衆浴場へ。
ある意味、駆け落ちコンビよりも注目されているのは拾われコボルドカプチーノくん。
アガット「洗って綺麗にしなくちゃ! フェーリがやるんですよね?」
フェーリ「……なぜ?」
アガット「だって飼い主でしょう!」
フェーリ「違う。これはペットではなく、使用人だ。雇い主が使用人の身繕いをするなど聞いたこともない! そういったことは自分でしてもらう。だからブラッシングもシャンプーも、私はやらないよ。アガットが洗いたいなら洗ってもいい」
公式リプレイでリッタさんがコボルドのブラッシングをしてるシーン全面否定。
毛皮のセルフお手入れについて、ジャックから指導を受けるといいとか、むしろジャックが兄貴分だとかわけのわからないことを言いあっていましたが、結局、アガットが洗ったようです。
ふわふわー。もこもこー。
アガットがその毛並みを楽しんでいる頃、駆け落ちコンビを追いかけている親父軍の先触れが宿場町の中央を駆け抜けていきました。大仰に旗を掲げた騎馬武者が、ばからっばからっと。
いやん、追いつかれる?


親父軍が追いかけてくることを警戒し、フリッツとエリスを変装させることに。
ついでにフェーリがちょっとした提案。曰く、親父軍が聞き込みをしながら追いかけてくることを前提とするなら、もちろん似顔絵はあるだろうけれど、我々がそれまでそうしてきたように「育ちのよさげな若い男性と、それに従う若い女性という、旅慣れていない2人連れ」として探すんじゃないかと。変装をしたことで、似顔絵の特徴から多少外れるだろうし、あとは「旅慣れていない2人連れ」にならないように、我々のパーティを一旦3人ずつに分けて、そこにフリッツとエリスをそれぞれ加えて、4人パーティが2組ということにすれば意外と特徴は消せるんじゃないだろうか、と。
そんな準備をしていた頃、フランはハウスキーパーとしての使命に燃えて、食器や食材を買い足しに出かけていました。
そして嫌な視線に見つかります。なんだかスカウトっぽい人に観察されていたとかなんとか。
……ちょっと嫌なヨカン。
というのも、自分で提案しておきながらも、駆け落ちコンビ分別作戦は、宿場町に入った時点で目撃されていれば効果が薄くなるのは知っていたからです。
とはいえ、やらないよりはいい。なので、作戦続行。
戦闘能力・回復能力・魔法能力・スカウト能力等々を鑑み、
・カンプ(フェーリの使い魔付き)、ジャック、アガット、フリッツ(5LVファイター)
・フラン、ジン、フェーリ(コボルド付き)、エリス(冒険者技能なし)
の2組に分けたのですが、GMがぼそりと呟きます。
GM「……なんかこれ、フェーリ組は、フェーリにメイドが2人(フラン&エリス)とコボルドと用心棒(ジン)がついてるみたいじゃない?」
ソウカモネ。でもわざとじゃないよ?(笑)
この分け方をすると、各チームにスカウト、レンジャー、暗視、直接攻撃、魔法攻撃、回復魔法のスキルが揃うのです。


2パーティの振りをして、多少の距離をとりつつ、ディザへと向かう一行。夜までにはディザに辿り着けないだろうけれど、それは追ってくる親父軍も同じだろうからとの考えのもと、途中で野営するつもりで向かいます。案の定、街道途中で野営の羽目に。そういった旅人の常だろうということで、野営場所は互いにごく近くです。
そこへ、昼間、フランを観察していたらしい人物がひょこひょこと現れました。
なんとかして追い払っちゃおうかなーとも考えたんですが、その謎の人物はあまり親父軍らしくありません。訊ねてみると、どうやらディザのスカウトギルドの人のようです。ディザと宿場町の連絡員をしているのだとか。
彼は、駆け落ちコンビが風呂上がりに変装したことも、風呂に入る前と後では、グループ分けも違うようだということも承知していました。見てたのね。えっち。
わけありなんだろう?と言いつつ、自分が言う仕事を引き受けてくれたら、わけありの2人を安全にディザに入国させてやると持ちかけてきます。あら、親父軍とは無関係?
ここで問題になるのはこの謎の男の信用性なんですが……ただ、ここでもしも断ると、「わけありの男女を自パーティに紛れ込ませて旅をしている冒険者たち」という情報を野に放つことにもなりかねません。逆に仕事を請ければ、その情報を持っている謎の男と行動を共に出来るので、情報流出を防げます。


ジャック「ここは……受けるか殺すか、かな……」
アガット「殺すのっ!?」
フラン「ジャック、ワイルド過ぎっ!」
口封じですね、わかります。
でもまぁ、殺すのはともかく、断るよりは話に乗ったほうがメリットが多そうだと判断して、その仕事を請けることに。
仕事内容はというと、ディザのスカウトギルド幹部が手に入れたい魔剣があるが、その魔剣は街の地下に小さな「剣の迷宮」を作ってしまっているので、そこを突破するのを手伝ってほしいとのこと。
GM@ギルド連絡員「あんたらのような腕利きの冒険者を雇いたいんだ」
アガット「え、腕利きっ!?」
フラン「驚いた! 驚いたけど、言われてみればそうかも?」
こう見えて(←?)、みんな4〜5LVあります。


剣の迷宮。それはGMに優しい、2.0ならではの新仕様です。
旧ルールでは、いわゆる「迷宮=遺跡」というものは、古代王国期の建築物でした。カストゥール人たちが使っていた住居や研究施設などが主なものでした。だから、あまりにも不条理な罠が多く、突飛なところに仕掛けがあり、不便すぎる構造で、凶暴なモンスターが多くいると、「そんなところにカストゥールの奴らは住んでいたのか! 何に使っていたんだ!」と誹りを受けたものです。だから罠や仕掛け、モンスター、間取りには理由付けが必要でした。
が、2.0ではそれがイラナイのです。「剣の迷宮だから」で全てが片づくのです。
力ある魔剣というものは、自らを手にする人族の力を試すために、自らを守り閉じこめる迷宮を勝手に作り出すという設定なのです。迷宮の規模は剣の魔力によって様々。人工物か自然物かも剣の魔力によって様々に入り交じり、そこに配される罠やモンスター、迷宮自体が形成されるのに必要な時間も剣の魔力n(以下略)。
GMは好き勝手に不可思議な間取りの迷宮を作り、モンスターを配置し、キャラクターを翻弄する罠をふんだんに盛り込んで、「剣の迷宮だから」。
その「守る力」を利用して、力ある魔剣を各都市の守護に使ったりもするらしいのですが、それはまた別の話。


今回の迷宮自体は小さく、よって魔剣というのもダガーかナイフ程度のものらしいです。駆け落ちコンビを安全に入国させ、その後の身の振り方も相談に乗ってくれる上に、冒険者心をくすぐる「迷宮」。
迷宮に挑むのは、ディザに入った後だというので、とりあえずその連絡員を信じることにして、ディザに向かいます。
我々の懸念に反して、連絡員は本当に駆け落ちコンビの面倒を見てくれました。
案の定、ディザの門の前には、手前の宿場町を騎馬で駆け抜けていった旗持ちが待ちかまえています。じろじろと門の手前で監視していましたが、ギルド連絡員はその前を華麗にスルー。門番とも顔パスなので、荷馬車の中にカモフラージュさせた駆け落ちコンビを積んだまま、何の問題もなく入国完了。


そして、迷宮に挑みたいというギルド幹部に連絡してもらい、会うことに。
迷宮の場所は街の地下。本当にごく小規模な迷宮で、入り口を含めて4室ほどのものだとか。
ただ、我々を雇う前に、同じような冒険者の一行を雇って挑んだけれど、失敗したとのこと。
入り口を入ってすぐのところでリドルを仕掛けられ、その解答を間違えて、その部屋全体がシンカーハウスというモンスターになり襲われたことも聞き出します。
とりあえずパーティ全体に落下ダメージを与えてきたりもするシンカーハウス対策を練ろうといったところで、ギルド幹部は「じゃ、俺は神頼みしに神殿にでもいってくるわ」と立ち去ろうとします。
フェーリ「天命を待つのは人事を尽くしてからだぞ」
GM@ギルド幹部「人事を尽くして、前回死にかけたんだ。あとはもう神頼みくらいしかすることがない!」
ジン「……プリーストなの?」
GM@ギルド幹部「違うヨ?」
アガット「本当に神頼みだ……。なんか駄目っぽい、コノヒト」


落下ダメージ対策を考えた結果、それを軽減するためのマジックアイテムを利用したいという結論に。けれど、いちいち買っていられないので、腐ってもギルド幹部ならそれくらい用意できるんじゃないかと、神頼みしている最中の幹部にお話しに行きました。
天使の靴なら1つ、リトルウィングなら3つ借りられるというわけで、リトルウィング3つ借り出し成功。自力で落下ダメージ軽減が出来ない人々(カンプ、フェーリ、フラン)が装着。ちなみにフェーリはこっそりレンジャーレベルを持っているので大丈夫といえば大丈夫なんですが、1LVしかないのと、HPが低いのでうっかりすると即死のキケンがあるので、お借りいたしました。
GM@ギルド幹部「は、そうか。前回もコレを使えばよかったんだ!」
人事全然尽くしてないじゃん!とツッコミが入ったのは言うまでもありません。
ジャックはきちんと人事を尽くし、宿場町で買えなかったマギスフィアを購入して備えます。
迷宮の中で魔道バイクは無いと思うケド。


翌朝、いざ迷宮へ。
といっても場所は街の地下、下水道の奥です。近くてイイヨネ、というカンジで乗り込み、早速入り口でリドルを提示されます。
GM「正面の扉にいかめしい賢者風の男性の顔が現れ、話し始めます。
──ここにあるひと組の冒険者のパーティ5人がいます。5人はそれぞれ違う職業で、違う種族です。5人はそれぞれ他の種族の言葉を1つ話せます。各々、だぶりはありません。以下の4つのヒントでそれぞれの種族とそれぞれが話せる言語を答えなさい。
この問題の配点は100点中100点です」


どうやら、いわゆる論理パズル。幾つかの境界条件のもとに当てはまる組み合わせを解答するというもの。こういう類のパズルってインスピレーションがあれば意外と早く解けて、まぁそれが無いにしても、根気強く考えていけばいつかは正解に辿り着くのよね……と思いつつ、各々、条件を表にして考え始めます。
フェーリ「……ところでさ。このリドルって前回も同じだったの?」
GM「同じですよ。そんなに幾つも種類用意してないし」
フェーリ「制限時間があったとか?」
GM「特にないよ。普通に間違えただけ」
フェーリ「(ギルド幹部に)何故、解答を用意してから来ないっ!? 前回解けなかったリドルのせいで死にかけたなら、その解答くらいどっかの賢者に聞いてから来いよっ!! 人事を尽くすも何も、『駄目だったから、もいっかい来た』ってだけじゃんっ!?」
幹部のアホっぷりに思わず言葉遣いが。
アガット「やっぱ駄目だ。コノヒト」
フェーリ「あ、そういえば幹部の名前聞いてなかった」
GM「あ、決めてなかった。今決めます。ジェームス」
フェーリ「万が一の場合、墓に彫る名前がわからないと困るからな」(←結構ヒドイ)


ジン「ところで、解けたかもよー」
フラン「あ、私も。ジン様の答えと同じ……あ、ちょっと違う」
ジャック「じゃあ、GMがヒントで確認してくれるみたいなので、ヒント全部使って確認しつついきましょう」
というわけで、首尾よく解けた一行。
偉いぞ、みんな(←自分は割と何もしていない)。


次の部屋は、四角の四隅に、更に中央に向く壁がある8角形の部屋です。
すっかり小馬鹿にされ、アホだとか考えなしだとか叩かれたギルド幹部が、へこへこと照明係。
部屋の奥、正面の壁中央には扉があり、その両脇と、我々が入ってきた扉の両脇には大きな鏡があり、我々が室内に入ると、計4枚の鏡がきらりーんと光り、それぞれからモンスターが現れます。
よーし、戦闘のお時間。
……と思ったら、意外な罠。いつものようにスカウトを先頭に立て、その背後を戦士が固め、後衛がその後ろに入っていたのですが、後ろの鏡からもモンスターが。前衛3人と後衛3人が、それぞれ、前後からのモンスターに乱戦エリアを作られてしまいます。
魔物の弱点も見抜けず、先制もとられ、がっかりなスタート。
あげく、1種類は知名度にも達していません。
GM「ダスキーグレイス1匹と『大型化した狼のような四足獣』3匹です。魔神語喋れる人いる? いないなら、誰も聞き取れない言葉で何やらわめきつつ、襲ってきます」
ケダモノは……ダスキーグレイスと似たようなレベルで魔神語を喋る四足獣ってことは、「GMに優しい仕様のモンスター」ダネ。
オリジナル要素を盛り込める、アザービースト。GMに優しいな、2.0は。


にしても、後衛が乱戦エリアに巻き込まれるのはちょとキツイ。前線に立つ人々はHP40とか50とかあるけど、最近プリースト寄りのカンプやフェアリーテイマー寄りのアガットも30台あるけど、ジャックとフェーリは完全後衛なのでHPは20台。防護点は3とか4とか。回避無し。
とりあえずそれぞれ、目の前の敵に専念。フラン、ジン、カンプチームからは1人抜けてくることが可能です。誰か1人が抜けて、ジャック、フェーリ、アガットチームの乱戦エリアに入り、アガットと2人でカバーすることでジャックとフェーリは離脱することが出来ます。……が、乱戦エリアからの離脱は主動作なのです。つまり、その一連の動作で、ジャック、フェーリと前衛1人の行動が、1Rロスしてしまうことに。うーん、どうしよう。


初R。ダスキーグレイスは操霊魔法を使えるので、遠距離からフラン、ジン、カンプにスパークが飛びます。
フェーリ「魔法うざいな。ダスキーグレイスに、3LV以下の呪文を封じるフォビドゥンマジック」
GM「精神抵抗か。そこそこあるよ」
フェーリ「達成値20」
GM「え。あっさり!? あ、17だと思ってたら、14だった。弱いじゃん、こいつ」
14だと思ってたからやったんですヨ(笑)。←知名度判定は成功していた。
前衛チーム、反撃の集中攻撃でケダモノ1匹を屠ります。
後衛チームも、それぞれダメージを受けつつも、アガットのマルチアクション(クリティカル込み)とジャックのクリティカルバレットでケダモノを1匹沈めます。
GM「また四隅の鏡が紅く光ります。そうして、ケダモノがそこから1匹ずつ登場」
全員「えー!」
フラン「その数全部倒したら全部剥いでいいんですよね!?(注:戦利品のこと)」
……ぇ。そこ?


乱戦エリアの構成に迷いつつも攻撃している合間に、案の定、後衛がいち早くHP半減します。しかも、目の前のを倒しても、鏡からお代わりが追加されます。1Rおき(偶数R)に増えていくようなので、2R以内に倒して体勢を立て直さないと延々このまま?みたいな。
エリアからの離脱自体に1Rかかる上に、お代わりが増えるような状況だと、1R消費して離脱と立て直しを図ったとしても、そこで倒せなかった分、次Rに前衛が防ぐモンスターは倍加します。そして倍加すると結局前衛だけでは防げなくなって、防衛ラインが崩れそう。
このまま行こう、と判断して、とりあえずカンプから、贅沢なキュアハート4倍掛け。5LVってスゴイね。
チョーシに乗っていたヒロイン(笑)アガットは、マルチアクションを連発しますが、今ひとつダメージが走らず、チョーシに乗りきれなかったようです。とはいえ、魔法ダメージって結構通るんだけどね。
その代わりなのか、フェーリの放った2倍掛けリープスラッシュが、オドロキの29点ダメージ。
フェーリ「自分のHPが半分以下になったのなんか初めてだ。食らえ、この怒り! ……にしてもきりがないな。ダスキーグレイスを倒せば終わるような気もするけど、四隅の鏡、誰かが割りに行く?」
フラン「だめですよ! モンスターが増えれば増えるだけ、剥げるじゃないですか!(笑)」
え、ちょ、利益目的?(笑)
GM「フランにはダメージ9点と15点……9点のほうは全部止まったか」
フラン「ですね。15点のほうは6点もらいます。まだHP39点ある」
……フランなら倒し続けられそうだ。
が、ダスキーグレイスへのダメージ累積は結構なもの。この直後のフランからの一撃で沈みました。
GM「倒れまーす。そして、同時にそこらにいたケダモノたちもばたばたと倒れていきます。死体は消えません。四隅にあった鏡が一斉に割れ砕けます」
あー。死ぬかと思った。


フランが楽しみにしていた戦利品の剥ぎ取りは、実にケダモノ11匹分+ダスキーグレイス。
ジンの特技「トレジャーハント」で、そこそこの戦利品を剥ぎ取った後、奥の部屋に安置されていたダガーを確認。普通、魔剣というものは、一番最初に自身を手にした者を所有者と認めるそうなので、これはギルド幹部のジェームスが手に取らねばなりません。
フェーリ「どうしよう、一応、台座付近の罠とか調べて……いや、腐ってもギルド幹部か(←ヒドイ)。自分で調べて自分で持ってこい」
GM「じゃ、調べて持ってきます。『これで俺も出世できるぜー!』とか言ってます」


地上に戻り、宿へ帰った一行。ギルド幹部からは約束の後金を貰い、ヘタレとはいえギルド幹部の出世の手伝いをしたのだから、ディザに来た時にはそれなりに便宜を図ってくれるヨネ?と恩着せがましく確認もします。
ヘタレ幹部ジェームスよりは仕事が出来そうな連絡員さんが顔を見せ、駆け落ちコンビが商人見習いとして商家で働けるようにしてくれたことなどを教えてくれました。ついでに、きっちりと封をした羊皮紙を寄越して、ルキスラの定宿の主人・ルーサーさんに渡してくれなさいと言います。ちょっとした連絡で、それを渡せばルーサーさんは我々にお小遣いをくれるだろうとのことです。
お小遣い……は、そうだ。駆け落ちコンビの護衛は弟からの依頼だから、ルキスラに戻って、兄貴の無事を伝え、兄貴に書いて貰った手紙を弟に渡せば、そこそこの報酬を支払ってくれるはず。
よぅし、帰ってお買物をしよう。


……と思ったら。
GM「はい。じゃあみなさん、今日はここで一旦終了」
ん? ここ? ……ルキスラに戻って終了じゃなくて、「戻るゾー」って言ってるところで終了?
GM「そうです。まだディザです。もう1回続きます。……ので、本来なら次回GMはアガットPLですが、次回もやらせてください」
ということは、戻る前に何かあるのか。途中の宿場町とか街道あたりで。
迷宮から戻ったら、いつの間にかいなくなっていた、親父軍の旗持ち(門の前で頑張っていた人)と関係でもするのか。っていうか、親父本人と鉢合わせとかすんのかな。
そんなわけで、微妙なヨカンを残しつつ終了。


今回、「腕利きの冒険者」と言われてびっくりした我々ですが、実は、数値的には確かにそろそろ腕利き。ただ、名誉点が少なかったり(今回も無かった)、未払いの報酬があるために、待遇面での「腕利き感」があまりないのデス。
実際、経験点は途中から2000点ベースで貰っているのでかなりのもの。技能を絞っている人たちは、今回の経験点で6LVに到達するようです。


<経験点メモ>
初期 3000
#1  1130
#2  2330
#3  2170
#4  2220
#5  2320
#6  2490
合計 15660
+各自1ゾロ(フランは途中参加のため少々計算が違います) 
ちなみに、使っているキャラクターシートの総経験点欄は、自動計算してくれないので、自分で手入力にて対応してくださいね(笑)>参加者たち
もらった経験点でレベル上げて、余った端数を未使用経験点に足すだけじゃダメなんですよー。その横に総経験点も記入するんですよー。
そして、キャラクターシートスクリプト配布元でバージョンアップがあったようです。
ナイトメアの弱点に対応してくれているみたいなので、そのうちこちらもバージョンアップします。
あとはaoiさんあたりが、連絡用の普通のBBSを設置してくれればカンペキかしら。