「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

第4回目。

途中まで書いて、後半まとめるの忘れていたら、危うく内容まで忘れそうになりました。
某ヒロインが、転職するかもしれないという噂もありますが、とりあえず第4回の模様を以下に。
というか、経験点はもらったけれど、ひょっとしたら第4回は失敗気味なのかも(笑)。
タイムオーバー的ニュアンスもあるけどね。



第4回目(081101/23:00〜)


キャラ紹介は第3回を参照で。
フランがマギテック技能を追加しました。ターゲットサイト欲しさに。
あと、フェーリが使い魔(カラス)を持ちました。上から目線欲しさに。


と、いうわけで。
前回からのヒキである、アヤシイ依頼人を調査してみることに。
ルミカ・フォーエンハイムと名乗る女の子は、確かに魔術師ギルドに在籍しているものの、どうやら別人。
フォーエンハイム家では、内部で何かごたごたがあるようだけれど、それが表沙汰にはされていない様子。
ただし、偽ルミカが語った、「家は代々学者で、幾つか先祖の研究施設も遺跡として残っている」というのは嘘ではないようです。
ならばということで、フォーエンハイム家に乗り込んでみました。
が、もちろん胡散臭い冒険者の一行は、執事さんに思い切り怪しまれマス。


カンプ「さっさと案内せぬか、このとんちきが!」
フェーリ「我々は怪しい者ではありません。こちらのお嬢さんの、学友デス(しれっ)」


そして渋々呼び出されてきたご主人様にも怪しまれ。


カンプ「つまり、お宅のお嬢さんの名前を騙っていた怪しい女がいたわけですよ。これこれこういう事情で」
GM「そう言われましても……。証拠でも?」
カンプ「えぇい、わからんヤツだな。このとんちきが!」
フェーリ「そうですねぇ……。トンチキさんと仰る? ではトンチキさん、我々は確かにルミカと名乗るお嬢さんに……」
フラン「違う! とんちき、名前違う!」


もうめちゃくちゃです。
カンプとフェーリには喋らせないほうがいいのかもしれないと思いつつある今日この頃。
フォーエンハイム家が何事かの事件に巻き込まれてる、もしくは内部で何事かの諍いが起こりつつあるというのは雰囲気としてわかったものの、そのオシゴトに我々が関われる可能性は限りなく低いだろうということになりました。
というか、可能性の芽はカンプとフェーリが摘み取ったかもしれません。


そうやって、すったもんだのあげく、定宿に戻った一行に、店主がにこやかに告げます。
いわく、ゴージャス系の美人のおねーさんが、ジン宛てにプレゼントを預けていったとか。
地味なメガネっ子だった偽ルミカの本性は、ゴージャス系の派手美人だったらしいです。
プレゼントの内容は、可愛らしいケーキ。
食べたくないというジンくんの、至極当たり前な意見はスルーされ、何故かそのケーキをカンプ、アガット、ジャック、ジン、フランの5人で分け合うことに。
GM「フェーリは食べないの?」
フェーリ「食べませんよ」


どうしてみんなが食べたがるのかがわからない。
絶対、ナニカ入ってるに決まってるじゃないか!
2人くらい食べてみればわかるのに、何故5人もそれを食うのか!(笑)


GM「じゃ、ケーキを食べた5人、生命抵抗力でロールしてください」
──ほらねー!
とはいえ、ここではみんな、そこそこいい目を振っちゃったので結果はわかりませんでした。
美味しかったらしい。


そして3日後、再びケーキ来襲。
今回は、フェーリとフラン以外の4人が試食。
って、また4人も食ってやがるし! 食べるたびに目標値が下がる(またはランダム?)システムだったらどうするんだ。まぁそれはそれでネタになるからいいか。
……と思ったら、またしても何もなし。結構ビミョウな目は振ってるのにね。


このままだと毒入りケーキに当たるまで食い続けるセッションになると危惧し始めた一行は、少しアクションを起こしてみることに。
ちょっと調べてみると、どうやら街の中で奇妙な病気が流行っているらしいとのこと。あちこちをかゆがったり、喉をかきむしったり、貧血になる人も。逆に、長年患っていた腰痛が治る人もいたとか。
日を追うごとにそういった噂は増えているらしいので、噂発生地点を地図に落とし込み、調査。ある程度、噂発生エリアは幾つかの地域に固まっているようなので、偽ルミカ(メガネっ子時)の似顔絵を作成して、そのエリアの聞き込みにまわります。
聞き込みした先で、偽ルミカを見かけたという男性を発見。偽ルミカをナンパしようとして断られ、刺激物であるらしい薬品をぶっかけられた後、どこからか妙な大男が出てきてボコられたとか。


うーん、なんだろうねと考えつつ宿に戻った一行に、またしてもケーキの差し入れが。
「きたよ!」と言いつつ、また4等分するアガット、カンプ、ジン、ジャック。
生命抵抗ロールはまたしても、成功なんだかよくわからないまま終了。
なんだろう、1ゾロ出さなきゃ大丈夫的な?
ジン「次は甘さ控えめがいいかな」
ジャック「キャロット・ケーキがいいですよ」
余裕じゃねえか……。


んもう何もかもよくわからないまま、ただ1つ言えるのは、偽ルミカはまだジンくんに執着しているらしいこと。
それならと、おびき寄せ作戦決行。
ジンとフランがアベック(死語)のように近くの路地をうろうろすれば、嫉妬に駆られた偽ルミカが出てきてくれるかもしれないとの目論見。


そしてまんまとおびき出されたのは、怪しげな男2人。肉弾戦で襲ってきた片方は、我がパーティの主戦力が叩きのめし、魔法で襲ってきたもう片方は泳がせて、上から目線の使い魔が追跡します。
その頃、宿では偽ルミカがまたしてもプレゼント作戦を決行していたようですが、我々もそうそう馬鹿じゃないので、ちゃんと宿付近に見張りを残してあります。
ただその見張りがタビットだったため、もちろん敏捷度が足りず逃げられるのですが。
とりあえず、襲撃してきた男は、スラムの中の1軒に逃げ込んだ模様。


ジン「そこ、確認しましたね。じゃ、扉を開けて躍り込みます!」
GM「はい。中には先ほどの魔術師風の男と、他に戦士っぽいのが3人……えーと、順番は……」
フェーリ「え。ちょ、待って!? その家が2階だとか平屋だとか、他に裏口が無いかとか、窓から逃亡の危険性とか、そういうのは!?」
GM「調べてないデスネ」
フェーリ「誰だ! 何も調べずに最初に躍り込んだ奴は!」
ジン「……はい。僕デス」(←スカウト)
フェーリ「……み、見えた限りで……一瞬で判断できた限りでいいから教えてクダサイ(何かを諦めた)」
GM「ぼろい平屋です。見える範囲内には窓や裏口はありませんが、まぁあるかもしれませんね。作り的に」
フェーリ「……OK、戦闘しよう……(めそり)」


本当にびっくりしたよ!


人間相手にすると、実は戦闘が割とキツイです。
というのも、いわゆるモンスターはダメージや抵抗の数値が固定なのですが、今回は人間(NPC)ということで、基準値にダイス目を加えているのです。
つまり、GMの出目次第で、強さが変化する。低く振ってくれればラッキーという一面もありますが、相手にもうっかりクリティカルがあるので、先が読みにくいという難点が。


PL的告白をここでしてしまいますが、この日はこれで終わりだと思ったンです。
偽ルミカは逃げたようだし、前哨戦としての雑魚扱いなら、魔術師含む4人っていうのは微妙な数だなぁと思ったから。
ただ、これで終わるとしたなら、戦闘バランスとしてはゆるい、けれど連戦するならキツイ、と予測して、今ここでこの4人を倒せば偽ルミカに繋がる手がかりがあって、翌日あたりに偽ルミカとの対決が待っているのだろうと。そうでなければ、あの謎のケーキ群への仕掛けがグレードアップして今度こそ「当たり」が出るんだろうと。
が。その予測は外れました。


結構な消耗をして倒した人間たちの戦利品を漁り、味方の回復をし、さて、敵の誰かを起こして事情でも聴こうかとそう思ったところへ。
GM「天井のあたりから、女性の声がします」
PL全員「ぇー!」
うふふとばかりに現れた偽ルミカたんは、倒された人間たちの無能をひとしきり嘆いた後、ジン様へ愛のプレゼントを寄越します。
ばばーんと、水晶玉から悪魔登場。いやーん!


GM「ぇーと。ぶればら……」
PL全員「……ん?」
GM「ばらぶれ……ーず?」
カンプ「……ヴァルブレバーズ?」
GM「そう、そのぶればらばーず」
カンプ「ヴァルブレバーズ。ルールブック2巻の296p」
GM「そうソレ」


まぁ、読みにくいヨネ。お許しが出たので、ルールブックをみんなで確認。
え、ちょ、強いヨ?
そしてなし崩しに戦闘開始。偽ルミカたんは、「まったねー☆」とフジコちゃんばりに逃亡。
残されたのは、読みにくい名前の悪魔1匹と、そこそこ消耗してる冒険者たち。
ジャック「……あのぉ。これ、ちょっと撤退とか考えませんか」
という意見まで出るような(笑)。
とはいえ、乱戦エリアが既に作成されている以上、撤退するのにも危険が伴うので、戦闘続行。
じりじりと削り削られ、ラスト1発は、フェーリの“リープ・スラッシュ”クリティカル。魔術師らしいこともたまにはする(←いつもは何を?)。


フェーリ「やぁ。これで我々はデーモンスレイヤーを名乗れるわけだね」
GM「今回、“剣のかけら”はありません。名誉点なし」


ぇー。


そういえば、ケーキの抵抗ロールの謎やら、偽ルミカの正体やら行方やら、そのへんはいったい……。
GM「まぁ、また次回?みたいな?」
続くらしい。


とにかく、我々はもう少し慎重さを持ったほうがいいとオモタ。
雑談に紛れて、GMの口出しをも阻むような勢いで進めないように!


次回は年明けの予定で、GMがアガットPLからカンプPLに戻ります。