「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

頭痛薬の謎。

何故か、お盆に実家に帰った時のことをふと思い出した。

私は名にし負う肩こりさん(お医者さん、マッサージ屋さんなどのお墨付き)なので、時々、肩こり頭痛がします。
大抵は鎮痛剤を持っているのですが、たまたま、帰省の時には持っていませんでした。
親戚や兄一家が帰った後の実家は、私と母の二人きり。

「あー。肩こり頭痛−。ねぇ、頭痛薬ある?」
「頭痛薬? あるよ(ごそごそ)……パブロン!(じゃじゃーん)」
「えっ。それ風邪薬だよね」
「うん、風邪薬」
「いや、風邪じゃないから。だから頭痛薬」
「えっ?」
「風邪薬じゃなくて頭痛薬。(心の声:やばい、この人ボケたのかしら)」
「頭痛薬って……なに?」
「えっ?」
「えっ?」
「……バファリンとか……イブとか……。鎮痛剤。痛み止め。ほら、よくCMで、『頭痛、生理痛に!』みたいにやってるやつ」
「あ! バファリン聞いたことあるよ!」
「うん。だからそれ。バファリン好きじゃないけど、それでもいいよ」
「ないわ(あっさり)」
「えっ!?」
「頭痛薬ない」
「……頭痛くなったりしないの?」
「する。するけど、そういうのは、風邪のひきはじめかなと思うから、風邪薬飲んで寝る」
「風邪薬と頭痛薬って違わね? いや、成分は似てるけどもさ」
「でも治るよ!?」
「そういう問題じゃねえよ!」

結局、配置薬の中に鎮痛剤があったのでそれをもらいました。
頭痛薬(鎮痛剤)知らないってどんだけだよ。

※母は編み物やら点字ボランティアやら、細かいことをよくやるくせにあまり肩こりや頭痛とは無縁の人らしいです。うらやますぃ。