「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

春の一日。

春といえば、猫を洗う季節。
というわけで、友人を呼びつけました。
「じゃあ5月3日に」と約束したところで、ふと、札幌の桜の開花日がその前後だったことを思い出しました。
せっかくなので、花見スポットである円山公園で待ち合わせて公園とそこに連なる北海道神宮境内をぷらり花見散歩。

……あれ?


……花はどこだ?

道路際などは、アスファルトからの反射熱で暖かいからか、いくらか咲いていましたが、園内はちっとも咲いていませんでした。ちぇ。
あと2〜3日かしら。
園内の桜は日当たりが良い場所でこの写真程度。ようやくつぼみがほころびかけたくらいです。日当たりの悪い場所はもっとかたいつぼみ。
そして、北海道は桜前線が梅を追い越す場所でもあります。園内には梅コーナー(?)もあるのですが、梅の方は桜よりももっと固い、つぼみというよりも単なる花芽。

ただ、花見の予定を先に組んであった人たちは、花が咲いていようがいまいが開き直って肉を焼きながら酒を食らっていたようで、あちらこちらでジンギスカンをやっていました。
お散歩にすぎない我々はつぼみだけを写真におさめて、ついでに北海道神宮で柏手を打ち、おみくじを買って、またぷらぷらと帰ってきたのでありました。

今日明日はあまり天気がよくなさそうなので、明後日か、週明けあたりにまたどこか花を求めて散歩してみようと思います。


そして、洗われた猫。

尻尾が妙にしゅっと細くなって先がとがり、同じく濡れて細くなった手足を、前から後ろへと、一本ずつぴるぴると振る様子がオモシロおかしいです。
洗われている最中は、いやだいやだとわめきますが、「にやー!」という鳴き声が、本当に「いやー!!」と聞こえるのが面白い。
そうか、いやか。
でも洗う。

バスタブの中(空)に入った友人に、猫の前足を支えていてもらい、私自身は洗い場からシャワー片手に猫を洗います。ふたりがかりでやるこの方法が一番まともに洗えるので。
まぁ洗ったからと言って、抜け毛がきれいさっぱりになるわけじゃありません。乾いた端から毛は抜けます。換毛期だしね。
ただ、激しくブラッシングをすると、静電気によって毛の中のほうからフケが押し出されてくるので、衛生的な問題と、やっぱり水で洗い流したほうが多少は本猫もすっきりするんじゃないかとの心持ちで……。嫌がられるケド。
あと、シャンプーした後の猫はふかふかでイイニオイがするから!!(飼い主都合)