放課後、体育準備室に来いやぁー。
続報。
昨日の午前中、朝ご飯の用意をしていたら電話が一本。
病院から呼び出しを受けました。
検査結果が出る日だから、もともと行くつもりだったけど……なぜ呼び出し？
ワカッタ。とてもイクナイ病気が見つかって、余命3ヶ月とかなんだ。（注：血しか採ってません）
もう少ししたら行くつもりだったけど？と告げると、電話口の看護婦さんは、にこやかに、
「あ、それならいいんですー。ただ、具合悪くて来られないなんてことがなければいいけれど……と思いまして」
ぬ。これは、親切？ 丁寧なクリニック？
1時間後くらいに病院に行き、診察室に入ると、お医者さんがなんか真剣な顔で、「どうですか、お腹の具合？」と聞いてきます。
どうやら、検査の結果、炎症反応が予想以上に高得点を叩き出したらしく、虫垂炎を見逃したかと思ってDOKIDOKIしてたみたいです。なるほど、先生は急変の可能性を考えたのか。親切だ。丁寧だ。
……だからあの電話なのね。
40年生きてきて、病院から呼び出しくらったのは初めてです。
でもまぁ、前の日よりマシになってるし、そもそも血を採った段階で、熱は下がってたから……。
「ってことは、熱があった時はこれよりもっと炎症反応が高かった可能性があります。今でも結構な数値なので、虫垂じゃなくても、どこかしらに炎症があると思われます」
なるほどネ。
今度はエコーまで持ちだしてぐりぐりと検査。やっぱり虫垂に異常はなく、他の臓器にも目立った異常はなく。
「うーん。痛む場所と症状を考えると、憩室炎かもしれません。……憩室ってわかりますか？」
「ブラックジャックの漫画でなら多分読んだことあるかもしれません（真顔）」
「（スルー）腸壁にですね、小さな部屋みたいなのが……まぁ、虫垂と似たようなものが出来ることがあるんですよ。先天的な人もいますし、後からできることもあります」
つまりそれは、どこでも盲腸を作る機械ー！ですね（さすがにこれは言わなかった）。
とりあえず、お薬飲んで様子見ということに。
ところで。
実は、今回の血液検査、もう１つの眼目がありました。
というのも、実は、昨年秋の健康診断の結果で幾つかの数値が高く、生活習慣病の疑いが濃厚といわれていたのです。結果を知らせる紙には、まぁ手っ取り早く言えば「てめぇ病院行けよゴルァ」と書かれていたのです。
そして私はそれを、握りつぶしていました。年末進行が近くて忙しかったし。
ただまぁ、20代前半から30代前半にかけての生活は、食生活・睡眠時間・運動時間・勤務形態、そのどれをとっても、とても褒められたような代物ではなく、生活とすら呼べない状態が長く続いていたので、病気にならないほうがおかしいだろうなという自覚はありました。
なので、健康診断の結果が届いたのを機に、自分なりに食生活を改めたのデス。
それが今回の血液検査に、多少なりと反映されているだろうかと、テストの採点を待つ学生のような心持ちになっていたのでありました。
で、憩室炎云々の説明の後、先生があらためて血液検査の結果用紙をごそごそと開きます。
「ぇー。ちょっと高いかも、と仰ってた数値ですが、うん、やっぱりちょっと高いですね。即、薬物治療というレベルではないけれど……」
「あ。今日は、昨年秋の健康診断結果を持参しました（前の日は忘れた）。ちょっとは下がってると思うんですけど」
今回の病院は、健康診断を受けた病院とは違うので、お医者さんの手元に資料がなかったのデス。
「拝見しますねー。あ、下がってますね。なんかやったんですか？」
「自分なりに食生活を改善しました。結構優秀ですかね？（へへ）」
「いやー。優秀ですよ、この数値が……ん？ これが今回これに？ いや、これは、かなり優秀ですよ」
二度見されて褒められた。いえーい。
「昨年秋からだから、半年くらいですかね。半年でそんだけ下がったらイイカンジなんですか？」
「ええ、薬で治療しても、3ヶ月でこの半分下がるかどうかってところ…………いや、この健康診断、秋っていうか11月ですね？」
「ですね。結果が届いたのが12月初旬くらいなので、食生活の改善はそこからですが」
「ってことは、12、1、2、3……実質4ヶ月弱で！？ すごく優秀です！ あ。こっちの数値も下がってる。すごいなー」
ホメラレタ。
まぁ、自炊に慣れた一人暮らしだと、食生活のコントロールはむしろしやすいよね。同じもの続けても文句言う人いないし、付き合いで酒を飲むこともないし。
ということで、今回のこの病院はやっぱり気に入りました！
親切！丁寧！
そして患者を褒める！
褒められて伸びる子なので、よろしく。
とりあえずまだお腹は痛いデス。
買い物行ったりして動き回ると響くように痛いのはやっぱり、なんか炎症っぽい感じ？
食欲の変動はとくにないけれど、多分、消化のいいものを食べたほうがいいんだろうなぁ。
……お昼、焼肉丼みたいなものだったけど。まぁいいか。
