「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

プレゼン。

先日、近所のホームセンターで買った電気ひざかけがお勧めです。
サイズは120×80センチ。
フリース風の手触りで、熱源部分を避ければお洗濯も出来るスグレモノ。
要は、電気毛布のちっちゃい版なんですが、これが色々便利なんです。
ひざかけとしてはもちろん、腰や腹に巻いてもいいし、肩からかけてもいいし。
よほど普段、血行が悪いのか、そうやってじっくり温めると、皮膚の表面がちりちりと痒くなります。
でも暖かいからいいんです。


……というような話を、今日、いつもの薬をもらいにいった病院で、先生に話しました。
そうすると。
「お。いいね、松川さん。それはいいよ!」
先生が反応してる。
「うん、それはいいね。アナタの症状は基本的に慢性的な筋肉の頑固なこりと張りから来てるわけだから、それはいいよ」
「お腹イタイ時も温めると楽になるですよ、先生」
「そうそう。温めるのは大事ですよ。いやー、俺も腰イタイんだよな……」
「ホームセンターとかで3000円くらいですよ(笑)」
「俺も買おうかな……。いや、それさ、ちゃんちゃんこ風になってればもっといいのにね」
「……は?」
「ほら、首、背中、肩、腰をカバー出来るちゃんちゃんこ。作業に邪魔だから袖はいらないの」
「……はぁ。そうですね」
「それでほら、脇腹のあたりに、部位ごとに暖かさが設定できるスイッチつけてさ」
「…………なんか具体的になってきましたネ」
「そうだよ、お年寄りにもわかりやすいように、色分けされた簡単なスイッチがあればいいよね。これ、売れるよ、年寄りに! 松川さん、特許とってやってみなよ! 儲かるよー!」
とはいえ、先生も別に若くはないデス。
「まぁ確かに。不景気が根付いてる昨今、金を搾り取れるのは、定年退職した後の年寄りどもですネ」
「そうだよ! その通り!」
肯定するなよ!


にしても、「特許とりなよ!」「いや、似た製品はもうあるんじゃ?」「特許とってるかどうかだよ、俺はそれ見たことないもん! 作って特許とんなよ!」を繰り返した先生。
彼は私のことを何者だと思ってるんですかね。