「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

久しぶりに。

映画を観てきました。
というのも、今日、いつも通りに会社に行ったら仕事があまりなかったんです。
今日は一次〆切の日だから、仕事はたくさんあるだろうと思って気合い入れていったのに。
なので、早めに切り上げて、レディースデーの映画を楽しみに。


観たのは『パコと魔法の絵本』です。
うん、いいですね、コレ。
帰ってきてからネットで眺めたレビューには、ハイテンション過ぎてついていけなかったという意見もありましたが、あれでトーンダウンしたらかえってぐだぐだになるんじゃないかしら。
というか、映画としても、舞台的な演出よね。もちろん、ストーリー自体が、「病院の中で少女のために絵本を劇として演じる」というものではあるんですけど、映画自体がまるで舞台のような。
上演されている舞台からインスピレーションを得て、再解釈したという映画らしいから、そうなったんだろうけど。
シーンとシーンを、あえて「つながない」。唐突な場面転換と、情況の変化。さっきの場面から何日経ったのかもわからない。ただただ、圧倒的な台詞の量と登場人物たちの奇天烈なメイクや動きに翻弄されている間に、うっかり3回くらいほろりときちゃう。
どぎつい感のある色彩が、むしろ映画自体の雰囲気と奇妙にマッチしていて、面白かったです。


それにしても。
コウジ・ヤクショにコスプレをさせるとは……っ!(笑)
アヤカ・ウィルソン、超かわいー。すげぇかわいー。
個人的には、サダヲ・アベは好きだけれど、今回はタカヤ・カミカワに「はっちゃけ大賞」を。


そして今日、中途半端な時間に行った映画館は空いていたんですが、若いおかーさんと子供が多かったです。
来ていた子供たちはまぁまぁおとなしかったので許します。
ラスト、スタッフロールが流れて「おわり」の文字まで出たところで、5歳くらいと思われるオンナノコが、「おもしろかったねっ!」とタイミングよく叫びました。
その言葉と同時に館内が明るくなり、映画館のあちこちで「うん」「そうだね」という小さな返事とくすくす笑いが巻き起こりました。
うん、おもしろかったね。