「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

罪庫処分キャンペーン。


裁縫なんて趣味を持っていると、布がアホほど貯まっていきます。
もちろん、使いたいと思って買った布ばかりですが、まぁ中にはもらい物なんかもあって。
で、使いたいと思った布を実際に余すところなく使い切るのはなかなかに難しいことでして。
ネットショップで買って失敗した感のある布とか、福袋で買ってハズレ感のある布なんかも。
目的のものを作り損ねたままシーズンを越してしまって、繰り越ししているうちに流行が廃れてしまったものとかも。
そんなこんなでストックがオソロシイ。

そんなのを少し処分するために、掛け布団カバーとか敷き布団カバーをちょこっと作って、自分用に使っていました。
そこへ先日、母が泊まりにきて、「この部屋には、どこにでも布があるのね……」なんて見回すので、それでも処分キャンペーンを行っているんだとアピールし、現在使っている寝具カバーは自作である旨を告げたら、母が驚きます。
「布団カバーって作れるの!?」
あんた、布団カバーをなんだと思ってるんだ。
座布団カバーは累計何十枚と作らせたくせに。
「あ、そっか、要は大きな布と長いファスナーか」
そうね。あと、大きな布は一枚布じゃなくてもいいよね。実際、今使ってるのは幅が足りなくて1カ所はいであるし。極端な話、パッチワークで布団カバーを作る人もいる。
「へー。そういえばうちの布団カバーって、もう何年も使ってるなー。あまりカバー類を気に掛けたことないから」

じゃ、じゃあ……私が布団カバー作ったら、あなた使いますか。
「使うよー。使う使うー。まだ布あまってるの?」
ひとには言えないほど余ってる。……けど。
…………どんな柄でもいい?
「いいよ。どうせ人に見せるものでもないし。あまりにも奇天烈なものじゃなければ」

ピンクの苺柄。

最近はめっきり、大人用のバッグばかり作っている私ですが、オクを始めたばかりの頃は、幼稚園児の入園グッズみたいなものを多く作ってました。で、その時期に、バッグの裏布にしようとか、お弁当袋の大量生産もできると、可愛らしい女児系の布をたくさん買ってたのです。裏布に使う予定だったので、布自体はお安いもの。そして薄手のコットン。
そういったものをめっきり作らなくなって、大量に余っているピンク〜赤系の苺柄。
私の部屋は基本的にこげ茶&グリーンで統一していて、ベッドルームではそれにベージュとブルーが加わるくらいです。で、猫は薄茶色の涙を染みつかせるので、布団カバーは濃いベージュや茶が配色されたものにしているのです。だから、ピンク系はどこにも使いようがない。

ピンクの苺柄でもいいですか。
「いいよー」

っしゃ!
やった、使える!

あ、あと、ロングファスナーの在庫がグレーしかないんだけど、ピンクのカバーにグレーのファスナーでもいいかしら。
「いいよー。なんでもいいよー。使えればいいよー」

おかん、心広い。