「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

2014年。

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

まぁもう10日も経ってるけど!

そんなわけで、お正月でした。だいたい毎年、実家に帰省してメイン料理係になります。
うちの母親は特にメシマズというわけでもないのですが、本人があまり好きじゃないらしく、私と兄が家を出て、姑も亡くなり、旦那も亡くなった今となっては「私、料理めんどくさい」と公言してはばかりません。
でもまぁ、私は嫌いではないので、作れと言われれば大概のものは作ります。実家にオーブンがあればもう少し料理の種類も増やしてあげられるところですが。まぁそれはしょうがない。

田舎でのお正月ということで、大量に食材を買い込んで、後は正月の間じゅう買い物には出ず、作っては食べ作っては食べ……。
ローストビーフ用の牛肉やら、煮豚用の豚肉やらも全て塊肉でどどーんと。
まぁ、食べ盛りの甥っ子たち(大学生と高校生)や、食べ盛り(?)の兄貴(45歳)がいればもりもり消化されるだろうと思っていたのですが。

31日に帰ってきた兄は冷えピタ&マスク装着でなにやら瀕死のよう。胃腸が痛くて熱があるというので、急性胃腸炎か胃腸風邪か、それともノロかなんて言ってたんですが、さすがの食べ盛り、「今朝から何も食ってないんだよな…。いや、食欲もないんだけどさ……」なんて呟きつつ、私が土産に持参したどら焼きをぱくり。
私と母と嫁の心がシンクロしました。「……こいつ、馬鹿だ」。
まぁ、そうしたら案の定ですよ。15分後くらいに「腹痛い……吐き気がする……」と言って這うようにトイレへ。
「どら焼き吐いた……」とか呟きながら小刻みに震えていたので、熱を測ってみるとそこそこ高い。
結局、休日診療をしている病院へ、嫁がかつぎ込んだんですが、数時間後に戻ってきたのは嫁だけ。
一応検査はしたものの、感染的なものを否定できないし、水分足りてなさそうなので(ずっとお腹下してたから)、監視と点滴を兼ねて入院と相成りました。

休日診療に行ったら当番医が外科だったとか、外科医に呼び出されてきた内科医が、その病院の中で患者や看護師が揃って「あいつ性格悪い」と評する人だったとか、そもそも最初の外科医も看護師の間では「一番腕が悪い」と評されている人だったとか、そんな病院運の悪さは兄妹似ている……というかこれ家系なんじゃね?みたいなのはまぁおいといて。

我々も困りました。食べ盛りが減ると食材が余るんです。間の悪いことに、大学生の甥っ子は「旅行中でっす☆」みたいな感じで帰省せず。
いつもなら正月2日に4家族くらい親戚が集まるんですが、今年はそれぞれ間が悪かったようで、1家族のみ。ああ、ここでも食材が余る……。

結果、70歳女子(笑)の一人暮らし宅冷凍庫をずいぶんと充実させてきてしまいました。


そして正月3日。マンションに戻った私を待ち構えていたのは、正月太りした猫。
実は元日に、キャットシッターをしてくれた友人からメールが。
「ご飯が残り少ないから足していい?」
……ふざけんな。30日に家を出る時に4日分くらいは盛っておいたぞ。
「残り10粒くらい」
吐き跡があったようなので、1〜2回分くらいロスしてるかもしれないけれど、それにしたって食い過ぎだーーっ!!
最近少しご飯減らしてたから、リバウンド…?

数日ぶりに対面した猫は、「ぴぃ、ぴぃ。ぴゃっ、ぴぃっ! にゃーー!」と、なにやら子猫みたいな鳴き声。
おおかた、「寂しかった寂しかった、捨てられたかと思った−!」とでも言ってるんでしょうが、ふくふくまるまるとして、マンチカンでもないのに足がちょっと短く見える猫がそう叫んでも説得力がない。
……タイマー式の給餌機買おうかしら。


2014年の幕開けはこんな感じでした。