「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

あけましておめでとうございます。


2013年になりました。
ただ、仕事上ではずいぶん前にクリスマス&年末年始特集を終え、実際の年末にはバレンタインすらも終えてしまったので、次からは「早春」をキーワードに書くことになります。


さて、今年も猫をマンションに置いて帰省しました。
留守の間は、同市内に住む友人がキャットシッター代わりに覗きにきてくれます。
「餌が少ししか残ってなかったから足しておいたよ」とのお知らせ。

……えー?
十分に置いていってるはずなのに、またか(昨年もそうだった。ついでに言えばお盆で2泊3日の帰省をした時も多めに置いていったのに、帰ってくると餌皿は空っぽだった)。
クロさんは飼い主が居ない寂しさ(?)を食欲にぶつけるタイプのようです。太るからやめてほしい。


実家から戻ったのは1/3です。実家では、2日の夜に強風が吹き荒れました。
築35年が経過しているとはいえ、15年ほど前にリフォームをして、梁にぶっとい鉄骨をいれたはずの実家がぎしりと揺れるほどの強風。リフォーム前だって、大工の棟梁(亡き祖父)が手がけたオーダーメイドの家です。そうそうぐらつく家じゃないんですケド。
「明日(3日)帰れるかなー」なんて冗談交じりに言っていたけれど、翌朝起きたらそれが冗談じゃなくなってました。強風+大雪。実家はもともと豪雪地帯ですが、今年は雪が少なめだねーなんて言ってたらまとめて降ってきました。

実家から隣の市のJR駅までいつも母に車で送ってもらうのですが、それもままならないような状況に。
「……あんた、もう1日泊まってく?」
「仕事始めはまだだから、それでもいいけど……でも、明日なら雪がやむという保障は無くね?」
「じゃあ、タクシー呼ぶか」
「バスでもいいけど……」
家の裏にはバス通り。田舎の正月とはいえ、1時間に2本程度はバスが走ります。が、その姿を1台も見かけない。
母がバス会社に電話してみると、「大雪のため運休です」とのこと。

とりあえず様子見で1〜2時間待ってみることに。途中で母が、その日2度目の除雪へ。
しばらくして、「チャンスかも!」と戻ってきました。
雪は降ってるけど、風がやんでるので、視界は確保できそうだとのこと。
チャンス。チャンスか。
40秒で支度しな!と言われた時のパズーのように手早く出かける支度をし、母と一緒に車へ。
田舎の道は除雪車も間に合わず(1度は入った形跡があったが、またすぐに積雪があった)、雪にハンドルをとられながらもなんとか国道に出ます。
国道は大渋滞。あれです。なんだっけ、日本一長い直線道路?である国道。どうやら、高速道路が雪のため通行止めになっていたので、みんな国道を走っている様子。
「すごい渋滞−。TVで見る、本州の渋滞みたい」
とアホな感想を漏らす親子。

雪の無い日なら、30〜40分で着く駅まで、1時間半かけてようやく到着。
札幌方面は雪が降っていないようで、JRは運行してました(北からくる特急のみ運休。普通・快速は走ってた)。

そんなこんなでマンションに帰り着くと、玄関先で猫が熱烈歓迎。
「にゃー! にゃ、にゃ、にゃっ! にゃーーっ!!」
すりすりごろごろうろうろ。

帰宅後は、クロさんが何かやらかしてないか室内チェック。
棚から落とされてもてあそばれたテディベア発見。テレビの主電源が切られてる(録画予約してたのに)の発見。猫じゃらしの先端が食いちぎられて行方不明。
舐めたように空っぽの餌皿発見。そして、正月太り(?)した猫発見。わぁお。


……というわけで、波乱に満ちたような、そうでもないような、2013年お正月でした。