「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

揺れましたね。

地震がありましたね。
揺れた時は職場にいたんですが、職場はビルの14F。高いところは揺れ方がキモチワルイ。なんかこう、余韻を残して逆側に引っ張られるような、というか。耐震構造の揺れですよね。
これもっと高いところにいたらもっと気持ち悪かったんだろうなぁ。

揺れてる間、人はこういう時に何をするのか、ちょっと周囲を観察。
「揺れてる?」「地震だ」「揺れてる」「わ。揺れてる」
みんな、事実を口に出して確認したい。
「あ。ブラインドのひも、すっごい揺れてる。怖い!」「モニタ揺れてる」「棚揺れてる」
とりあえず揺れてるものを見つけたい。これ、家にいたら、照明のスイッチひも見つめるパターン。
そしてみんな、とりあえずモニタを抑える。目の前で揺れてるものを抑えれば、揺れも収まるとでもいうように。

私もとりあえず、「揺れてるね。……どうする? 下もぐる? 机の下はまだ早い?」とか呟きながら、背後を確認。
というのも、そこそこ広いフロア内、重量級の大きな棚は東西2面の壁に沿って置かれていて、その西側の棚が私の机のすぐ後ろにあるのです。あれ倒れてきたら死んじゃう。
「我々の机の位置は、後ろの棚が危険だよね。いち早く机の下いっとかないと」
隣の人に話しかけると、隣の人はブラインドのひもに夢中でした。
「ひも! ひもスゴイ!」
「……ひもは痛くないけど、後ろの棚倒れたら痛いよ」

そんな中、揺れの真っ最中にコートを着込んで立ち上がった人が。
「……Dさん、この揺れの中で帰ろうと?」
「いや、撮影の時間だから。……ああ、でもついでに避難とかでもいいかな」
エレベーター乗るつもりですか。

そうこうしてるうちに揺れが収まり、みんな、「まだ揺れてるような気がする−」とか言いながら仕事再開。
「松川さん、ひも! ひもすごかったですね!」
隣の人はひもが好き。