「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

衝撃の瞬間。

お久しぶりです。やはり、もはや日記ではなく(以下略
というわけで、誕生日を迎えました。あまり感慨もなく。
感慨にふけっている暇がないという事情もあります。
なにげに今月はオシゴトが忙しいのデス。今月っつーか、今月発売号ね。
なんだか、ここんとこ毎年、誕生日は会社でぶつぶつ言ってたような気がするのは、11/3が祝日であるせいですね。
祝日が校了日付近にあると、いろいろとスケジュールが狂うので、誕生日前後が忙しくなりがちです。

そして、自分の誕生月ということは、猫のワクチン接種時期でもあります。
先月の半ば過ぎに行ってきました、動物病院。
待合室にいると、私と背中合わせに座っていた人が抱いていた犬が、クロさんのケージのニオイをしきりに嗅ぎ始めました。
くんくんくんくんふんふんくんふん。
にゃー!
くんくんすんふんふんすんくんくん……。
待って。嗅ぎすぎ。
嗅ぎすぎの主はミニチュアシュナウザー。その外見ゆえに、若いのか老犬なのかもわからない。ただ、妙につぶらなというか、うつろな瞳で一心にクロさんのケージのニオイを嗅いでいます。
……ちょっとカワイイ。

飼い主さんの許可を得てそのシュナウザーを撫でてみたんですが、撫でてる最中もずっとニオイを嗅いでます。
「そんなに気になるニオイがするんですかねー。中身は猫なんですけど」
「あー。うちの子、目が見えないから、すっごくニオイかぎたがるんですよー」
なるほど。そんな理由が。
結局、そのシュナウザーは、クロさんが診察室に呼ばれるまでずーっとニオイを嗅いでました。

そして、イン・ザ・診察室。動物病院の診療台は体重計も兼ねています。
「ぇーっと。6.05kgですね」
さらりと読み上げた看護師さんに、半ばヨカンしていた飼い主はちょっと諦め笑い。はは。は。そうですよねー。デスヨネー。
丸くなったもん。

カルテ片手に遅れて現れた先生。
「今日はワクチンですねー。あ、体重どうだった?」
看護師さんの答えを聞いて、それをカルテに書き入れながら、
「ん、6てん……ん!? 6っ!?」
「6.05です」
「5じゃなくて6!?」
「6.05です」
「……そうか。6かぁ……」
なんで飼い主よりショック受けてんだろ。
「まぁ……そうだねぇ。大柄なほうだし、しょうがないかなぁ……。これ以上、増えないように気をつけてネ」
そうですね。現状維持が目標です。……って、去年も言った気がするケド。
「そうだね。猫って体重絶対減らないから。いい? 病気じゃなければ絶対減らないから。減らすとか無理だから。だから、ダイエットじゃなくて現状維持」
絶対て。
無理て。
……そうね。せめて増えなきゃいいよね。



日曜日は仕事がないのでテレビを観ます。
南極大陸」とか。
オカネかかってそうなのに、演出があざといというかわかりやすすぎるというか、なんていうかアレだけど。
でもまぁ犬がカワイイよね。
「南極では犬が活躍しますよ!」
「犬だって大切な仲間なんです!」

……猫は絶対、南極になんか連れていけないよね。

南極いったらストーブ何台必要なのか。
北海道でさえ、温風ヒーターの前から離れないのに。