「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

尋問。

さて、クロさんには毎日、1日2回のご飯をあげてます。
基本的にカリカリのみ。気が向いたら煮干しや鰹節スライスをトッピング。さらに気が向いたらカリカリを減らしてレトルトのささみをほぐしてあげます。
ご飯の1回量は25〜30g。2回なので、1日50〜60gの計算。
さほど催促もされないので、量はちょうどいいようです。

さて、先日……そう、忘れもしない東北の震災の日。
その日、私は母(および、母の友人たち)と待ち合わせをして買い物につきあい、そのまま実家に帰省したのです。
2泊3日だったので、出かける日の朝、3日分のご飯をいれていきました。つまり150gです。ちょっと多めに付け足したので180gくらいあったかも。
私が出かけたのが金曜の午前11時頃。そして帰ってきたのが日曜の17時頃。

帰宅した日、「ひょっとしてクロさんも地震で怖い思いをしたかもしれない……」と思いながらドアを開けた私を、クロさんは熱烈歓迎。
にゃーにゃーと鳴き、足元にまとわりつきます。
ああ、やっぱり怖かったのか、留守にしてすまn…………んー……寂しかった怖かったという鳴き声ではないような。どちらかというと非難されてるような。というか……ご飯をせっつかれているような……?

見ると、カリカリをいれていった容器は、舐めたようにキレイになってました(多分舐めた)。
……なぜ?
クロさん。あれは一応3日分(+α)のご飯で、まだ2日半しか経っていないのに、なぜ空っぽで、しかもなぜおまえはそんなに腹を減らしてるんだ?

おまえは、あの、日本中が恐怖と戸惑いと悲しみに沈んだ日から2日間ずっと、もりもりといつも以上にご飯を食べていたのか。
いつも以上に。
そう、いつも以上に。