兵器の行方。
2/5に書いた日記の事後報告。
ずばり結論からいうと、筋弛緩剤は多分効いたように思います。
「ずばり」と言ってるくせに「多分」とつける、これは劇的な効果ではないけれど、色々考え合わせると、それが有効だったというのがつじつまが合うといったような感じだからです。
まず、私が最初にもらった筋弛緩剤はエペリナールです。これはミオナールのジェネリックですね。
これはねぇ……美味しくなかった。
いや、薬に美味いも不味いもあるかというのが大方のご意見でしょうけれども。
あるんですよ。美味い不味いが。
個人的な味覚というか好みでしょうけれど、たとえばほとんどの漢方薬は不味いです。もちろん、そうでないのもありますが、大抵は苦い。そして、漢方独特の製法故に、顆粒状の場合が多く、飲む量も多い。
そして、ほとんどの麻酔薬系も不味い。歯医者さんとか、胃カメラなどで使うやつですね。あの独特の苦甘い感じが私は嫌いです。
逆に胃腸薬なんかは好ましいものが多い。あと咳止め系と。それらは爽快感をもたせているものが多いのでそうなるんでしょう。ただ、キャ○ジンだけは嫌いだ。箱がグリーン系のは胃腸薬も今ひとつ。ブルー系のがいいよね(独特のこだわり)。
味をあまり感じない薬というのも多いです。私が普段飲んでいる睡眠導入剤なんかは味がしない。整腸剤もほとんど味がしない。鎮痛剤は独特の香りがあるけれどそんなに不味くはない。鎮痙剤はよほど苦いのか糖衣錠なので気にならない。
けれど! エペリナールは不味いんです。
なんというか……鎮痛剤のイブに感じる独特の香りを思い切り際立たせたような。
で、まぁ味が気に入らないからという理由ではなかったんですが、それを2週間飲んでみた後、「効果はどうでした?」と内科のセンセイに聞かれ、んー…と考え込んだのです。
劇的な、というほどではないけれど効果はあったようななかったような……。
「じゃあ別系統の筋弛緩剤も試してみますか」とセンセイ。
おぉ、そうか。筋弛緩剤にも色々あるんですね。
そんなわけで次にもらったのが、テルネリン。
テルネリンはよかったかもしれない。少なくとも、味があまりしないので、エペリナールを飲んだ時のような不快感(飲む時の味覚によるものであって、副作用などではない)がないのです。
小林製薬のコリホグス(これもちょっとエペリナール的な味がうっすらとした)を飲んだ時には、「こってる部分(主に首・肩・背中)がじんわりと内側から押し広げられているような感覚」がほんのすこーしありました。私が肩こり無双なために、コリホグスではちょっと太刀打ちできなかったニュアンスはありましたが。
エペリナールを飲んだ時にも、その感覚があったのです。こちらはさすがに医療用。コリホグスよりは役に立ちましたが、やはり、私の首から背中にかけてはプロがため息をつくほどの頑健さ。ほぐしきるには至らなかったようです。
そしてテルネリンを飲んだ時には、その感覚がありませんでした。ありませんでしたが、テルネリンの2週間分を飲みきった後、数日を経た今、確かにテルネリンを飲んでいる時のほうが今よりも肩こり頭痛は和らいでいたと思うのです。
となれば、これはやはり効いていたんじゃないかと。
ただ、これと似たような感想はエペリナールを飲み終えた時にも抱いたから、どちらがより良いのかというのが今ひとつわかりません。
まぁもともとは、腸関連の薬をもらいに4週間に1度、その内科に行ってたのです。で、そこで肩こり頭痛の話が出た。
試してみますか、とのことで筋弛緩剤だけは他の薬と違って2週間分しかもらってないのです。エペリナールの時もテルネリンの時も。
うーん。次に行った時にまた相談せねば。
というわけで、報告ではありますが、解決には至っていません。
どちらにしろ2週間程度で明快な結果が出るものでもなかろうから、どちらかを選んで少し続けてみるのもいいかもしれません。
……エペリナールはジェネリックであるが故に、不要な部分を切り捨てることで節約して、結果、味に違いが出たのではないかと、別のセンセイ(私が眠剤をもらいに行く医者)は言ってますが。
それって本当なのかすら。だとしたら、オリジナルであるミオナールのほうは不味くないのかすら。味の違いだけで、「続けるとしたらテルネリンかな」なんて思ってたんだけど。
んー……少し調べてみたけれど、薬の味に言及した情報は見当たらなかったなぁ。
みんな、薬の味って気にならないの?