「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

通常モード。

買い占め・買いだめが頻発しているようですが、北海道はそんなでもないかなー。
……と思っていたらそうでもないようです(笑)。
先日、数日ぶりにスーパーに行ったら、米コーナーが空っぽでした。
でも、その日帰宅してニュースを見たら、「米不足だったようですが、今日の午後、○区の△△スーパーでは大量に入荷し……」と言ってました。
……おや? 我が家の近所のスーパーが微妙に入荷が遅かっただけ?
うちの米は残り1kgくらいだけど、まぁ別に、しばらく米無くても困らないし。ってか、一人暮らしなんだから、弁当買うなり外食するなりしたほうがむしろ節電だし。
特に買いだめなどはしませんでした。野菜と肉と牛乳と卵を買っただけ。ごく普通の買い物。
北海道は、贅沢さえ言わなければ、道産品で結構まかなえます。米だって小麦だって作ってるし。
通常モードでいこうよ、みんな。


実際、現場にいるとか専門的な技術や知識があるとかならともかく、そうでない一般人はおとなしくしてるのが一番いいんですよね。
無駄なエネルギーは使わず、あとはせいぜい義援金とか献血
最近はちまちまとお薬を飲んでいたりするので、献血はやめておく(というか、服薬していたら、その服薬の種類によっては献血は断られる)けれど、コンビニ行ったらおつりを募金箱にいれたりとか。


ただ、北海道はこういう時にちょっと遠慮がちじゃないだろうかと思ったりもする。
「大きな離島」である北海道にとって東北は、本州との窓口とも言えるところ。同じ寒冷地・農業地帯としての親近感だってあるだろうに。
いや、もちろん援助はしてるようです。ガソリンを北海道から運んだり、送電したり(北海道はこう見えて東日本なので50Hz地帯)。被災者受け入れ用の住宅も確保しているし。
でも、たとえば牛乳とかジャガイモを早期に被災地に送れたらいいのになと思ったりもします。栄養価の点や、北海道で大量に生産できるものを考えると。
牛乳は生鮮品だから……と思われがちだけれど、常温で2ヶ月保存できる「ロングライフパック」だってあるんだし。
ジャガイモなんかもともと常温(または低温)で保存するものだし。焼くだけで食べられるから調理がどうこうってこともないし。……だって、いざとなれば焚き火に放り込むだけでいいじゃん?
いや、震災関連のニュースの中で、「牛乳とジャガイモが不足しています」ってのをちらっと聞いたので、ちょっと気になったの。


でも結局は、輸送手段とか、被災地に入れるかどうかってことになるんだろうなぁ。
とりあえず、道路をはじめとした交通手段はすごい勢いで回復していっているみたいなので、作業員のみなさん、お疲れ様です。完全に回復するまでにはもちろん時間はかかるだろうけれど、まず1本、そしてもう1本…と確実につなげていくのは大事ですよね。
東北で陸路が寸断されれば、北海道は決して他人事ではないですから。実際、今も宅配や郵便の荷物は北海道も遅配地域に含まれてるし。
そして、福島原発の早期解決も祈ります。




本人が、または身近な人が被災したのでない限り、そんな義侠心まがいの気持ちなんかすぐに忘れちゃうだろ?的な意見も時折耳にしますが、そんなことないよ。意外と覚えてるよ。新潟のも、阪神のも、奥尻のも、釧路のも。
もちろん現地に足を運んだわけではないけれど、報道で死者・行方不明者の数が増え続けていくのを痛ましい気持ちで見つめていたことを覚えてる。
しばらくしたらみんなそのことを表に出さなくなるのは、当事者でもない人間がいつまでもそれを引きずっているのは、逆に当事者に対して失礼だと思うからじゃないのかな。多少の支援はしたとしても、結局は傍観者でしかいられなかった自分がいつまでもそれを言う権利はない、みたいな。
幸いにして当事者にならなかった人たちは、支援が一段落したら──むしろ支援しながらも──、通常モードに戻らなくてはならないから。


ただ、道民も近い将来、再度、目の前に突きつけられるかもしれない。北海道で津波被害を受けた太平洋沿岸は貝(ホタテや牡蠣)の養殖が盛んなあたり。ホタテの稚貝が多く流されたとも聞きます。
時を待たずとも、今だって、船や港が受けた被害は大きい。漁業の落ち込みは北海道経済にもかなりの影響を与えるだろうし。
でも北海道にはまだ、オホーツク海と日本海がある。がんばれー。


まぁ、アレよね。
できるだけ通常モードで。