「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

オドロキの。

いや、日々オドロキを見つけてはいるんですが。
先日、久々のクリーンヒットがありました。
私本人ではなくて、同僚のライターが経験したことです。


その日、そのライターさんはクライアントからの返事をみて、営業さんに相談しました。というのも、雑誌の規定として出来ないことが、修正希望で出されていたからです。
営業さんがそれを聞いてまず問い返したのは、
「そんな規定あるんですか?」
あります。しかも、営業チームが決めた規定です。
次に営業さんが問い返したのは、
「それってアタシが聞いてこなきゃいけないんですか?」
先々、クライアントとの関係を良好に保とうと思えば、あんたがやったほうがいいんじゃないの?
そもそも受注する時の説明が中途半端だから、クライアントが勘違いしてるんでしょ?


規定がこういうものであること、なので対応できないこと、それらが受注時にクライアントに伝わっていなかったこと(当の営業さんが知らなかったんだから、そりゃ伝わってないよね)、それ以外の修正点はないことなどを伝え、ライターさんは電話を切りました。


そして5分後。
営業さんから、そのライターさんにまた電話がかかってきました。
曰く。
「さっきお話してたの何でしたっけ。アタシ、何聞けばいいんですか?」
ライターさんはまた頭から説明していました。


久々に危険なカオリ。
なんだろう。どこか悪いんだろうか。


さらに10分後。また電話が。
「先ほどの件は、規定で変更できないことを伝えて納得してもらいました」
と報告を受けて、ライターさんが確認します。
「じゃあ、他に修正点はないんですね?」
そして営業さんは堂々と答えます。
「それは聞いてません。そちらで直接聞いてください」
……直接聞いたら規定に違反する変更があって、それ以外の要望は特にないようだったから、それどうしようね?っていうやりとりだったのに、「規定でこれは変更できません」って説明した時に「他になければ進めます」の一言も添えなかったの?


どこが悪いのかわかった。
頭だ。