「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

衝撃の秋。

台風一過……とまではいかないものの、札幌は進路から外れているので、雨さえやめばあとは寒いダケ。
というわけで、本日、雨がやんだのと、クロさんがタイミングよくウンチョスをしたので、なんやかやと文句をつけるクロさんからウンチョスをひとかけら奪い取って(シッコス採取は諦めている)クロさんのワクチン注射に行って参りました。
係の人にウンチョスを渡し、いざ診察室へ。


医「特に不調とかないですかー?」
私「ないですー。でも、数日前に包装ビニールの切れっ端や猫じゃらしの先端を食いました。2日後くらいにウンチョスに混ざって出てきました」
医「出てきたならラッキーです。出てこなくて消化管に詰まっちゃう子もいますから。……特に猫はビニール好きな子多いですよね。気を付けてくださいねー」
私「はーい」
医「便の内容は、特に異常ありませんでした」


そして体重測定。
医「……ん。5.3キロ(カルテに書き込み)」
私「え゛! 5.3キロ!?Σ( ̄□ ̄;」
がぼーん。
何故増えている(昨年は4.85キロ)。
現在のフードは、サイエンスダイエットのインドアキャット用+他メーカーの「肥満が気になる猫用〜毛玉ケア」。それに「お口・歯の健康」用のを少しだけ混ぜるカンジ(初期に使っていたのが残っているから)。
それもフードの袋に書かれている標準量よりも少ないのに。
おやつも、時々ご飯の上に煮干しや鰹節をトッピングする程度なのに。


医「じゃ、触診しますねー(下腹のたぷたぷをもぞもぞ。ゆっくり時間をかけてたぷたぷもぞもぞごねごね)」
私「……何故、体重は増え続けるんですかね。増える要素が見あたらないのに」
医「んー。まぁ、元気に飛び回っているようですし、運動と健康に問題がないならいいんですけど。特に秋冬は脂肪を蓄えるから増えますよ」
私「……前回の4.85キロも同じ時期デス」
医「デスヨネ。いや、まぁ、避妊手術した子は体重増えやすいですし。犬と違って、運動でダイエットって難しいですからね。フードの量を調節するしかないんですが、現在もあまり多くはないようですし。仕方ないのかなぁ。お腹空かせていさせるのも可哀想ですからね」
私「えーと、特に下腹まわりがたぷたぷしてるようなんですが、そこはナニカ……」
医「脂肪ですね!(どきっぱり) 異物食べてるようですし、何かあるかと思って念入りに触ってみたんですが、全部脂肪でした!(爽やか)」
私「デスヨネー」


肝心の注射は暴れもせず、さほど威嚇もせず、私がクロさんの顔をもみもみしている間にさっさと終了。
あのセンセイ、お上手なのかも。


料金は、再診料700円+ワクチン代3,400円=4,100円。
割とお手頃。


そういえば、動物病院の待合室で、とてもとても可愛らしい猫を見ました。
黒い子猫が2匹、キャリーの中でからまっていたのです。真っ黒というより、濃いグレーみたいなカンジかな。猫の月齢とかよくわかりませんが、以前、ペットショップで見かけた生後1ヶ月半くらいの子猫と似たサイズ。顎が尖った三角顔で、大きな耳がぴんと立っています。痩せたロシアンブルーみたいな、しゅっとした顔でとても愛らしい。
うぇー、ちっちぇー、カワイイーと思って見ていたら、その飼い主さんが、看護婦さんにイロイロと相談していました。
なんとなく聞いていたら、どうやら数日前にどこか遠くで保護されて、ヒコーキに乗せられてその飼い主さんのもとにやってきたのだとか。ぇー、もと野良猫だったんだー。
3ヶ月後にもう一度ワクチンを……と言っていたから、最初のワクチンを今日は打ちにきたのでしょう。
すげー、あんなちっちゃい猫、いろいろ心配そうだな。クロさんがうちに来た時の半分しかないよ。
ていうか、今のクロさんと並べたらクロさんの大きさが際だちそうだ。


クロさんも拾われた時は虫みたいだったと言われ、当時は栄養不良だったし女の子だし、あまり大きくならないよねなんて……そんな大方の予想を大きく裏切って、もともとの保護主(東京在住)が驚くほどの大きな猫になりました。
そう、去年あたりから薄々、「うちの猫はどうやら大きい」と思ってはいたんですが……。そうだよね、おっきいよね。
でも今日、動物病院で、クロさんよりふた回りほど大きな猫も見かけた(しかも長毛だったのでより大きく見えた)ので、ちょっと安心(何故)。
ちなみにその大きな猫が入っていたキャリーは、クロさんのキャリーよりもひと回り小さなもの。
超ジャストフィットしていたようです。
あれでいいんだろうか。
……猫だからいいのか。