「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

まぁ呪いってかかるよね、普通。


豚の生姜焼き。
最近流行っているタモリ流というのは、美味しいと思うし、好きな味だけれど、私の中で「豚生姜焼き」と言えば、この昔ながらのものです。
粉も振らず、タマネギもいれません。
添え物はキャベツの千切りに、斜め切りのきゅうり3枚、くし切りのトマト1切れ……というのが私の中での王道ですがトマトときゅうりの在庫がなかったので、ブロッコリーと、キャベツににんじんを紛れ込ませてみました。
目玉焼き(半熟)はオプション。普段の目玉焼きは、両面焼きを好むのですが、今回は見た目重視であえて片面焼き(やや蒸し)。


醤油とみりん、日本酒、たくさんの生姜すり下ろしに、ちょっぴりニンニクのすり下ろし(瓶詰め市販品)をプラス。
タモリ流云々ではなく、私も一部の肉料理は長くつけ込む必要はないと思っている派です。
代表的なのがこの生姜焼きと、あとは鶏の唐揚げ。
塩や醤油など塩分の濃いものはその浸透圧作用で、つけ込むことによって、肉の余分な水分を排出して旨みを閉じこめると言います。肉質自体も引き締めるしね。
でも、薄切り肉や一口大の鶏肉は、長時間つけ込んでは逆にその作用が働きすぎて肉が固くなる、と私は信じています。
なので、これらを作る時には、私は10〜15分程度しかつけ込みません。
つけダレから出して調理してそのまま食べるものならともかく、生姜焼きは最後にタレをからめるし、唐揚げはタレにそのまま粉を入れて衣にするのだから、必ずしも中心まで染みこんでる必要はないと思うし。
っていうか、生姜焼きは薄切りだし。
……個人的には「生姜焼き用」として売っている、やや厚みのあるお肉が好きなんですが、しょうがないんです。薄切り肉が半額だったんです。


肉を最初にタレにつけ、両面に馴染ませつつバットでつけ込んでから、添え野菜の準備。野菜の準備が出来た頃に、肉を焼き始めます。
タレから出して薄く油を敷いたフライパンで両面を焼き、一旦取り出します。全ての肉を焼き終えた後でフライパンに戻し、残った漬け汁をいれて絡めます。
最初に焼いた肉と、後から焼いた肉は焦げ具合が違うよね。後から焼くほうが焦げている。フライパンをいちいち洗わない手抜きだから!




チャーハンと餃子。
……そうだよね。いつも作ってから思うけど、北海道のネギは白いから、卵とネギのシンプルなチャーハンを作ると彩りが足りないんだよね。
そう思って、水餃子にタレをかけた後、上から振ったのは青ネギ(いわゆる万能ネギ)の小口切り。万能ネギはいつも安い時に買って、全部小口切りにして冷凍しているので、シャリシャリなのを凍ったまま上から振りかけるだけ。すぐとけるし。あ。タレは自作です。醤油、ラー油、がらスープの素、砂糖、酢で。


と、こういう流れで書くといかにも水餃子も手作りっぽいですが、そして微妙に皮も手作りっぽい写真ですが、水餃子は市販品です。
だって半額だったんだ!
でも今、水餃子用の皮とかも売ってるよね。少し厚手のやつ。
でもまぁ、皮は市販品でも餃子はよく手作りしますよ。白菜、タマネギ、ニンニク、生姜と豚挽肉で。
タネを作る時には、塩、コショウ、醤油、がらスープの素、ごま油をいれて練ります。
そして、60個くらいまとめ作りして、小分けにして冷凍。
お気に入りの皮は、もち粉入りの少し大判のやつ。


私は参加していないのでお気楽なものですが、お料理講習企画の参加者たちは大変ですよね。
なにせこれには、料理に一番大事な「試食」がない。
写真判定が全てです。味も匂いも確かめられないし、唯一の手がかりが、たった1枚の写真です。
美味しいものはきちんと美味しそうに写っていなければならない(見えているだけじゃダメ。写ってないと)。逆に言えば、盛りつけが上手であれば、味がどんなものでもそこそこ美味しそうに見える。
皆さん、皿全体を写すようにしているみたいですが、寄るのもありだと思いますよー。