「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

2段飛び。

夕方、ソファに座ってテレビを見ていると、猫が私の足のすぐ近くでお座りしていました。彼女の視線もテレビ。
猫がちんまりと座っている様というのはなかなかに愛らしいものです。
特に、前肢の先。きゅ、と手首(?)が曲がっているところ。


私は、自分の足首をちょいと曲げて、足の指で、クロさんの手首のあたりにそっと触れてみました。


「ふひゃっっ!?」


奇妙な声を上げ、クロさんは60cmほども垂直に飛び上がりました。
そして着地(落下?)した先には、昨日詰まっていた段ボールが。
クロさんの足が触れた衝撃で段ボール箱が音を立ててひっくり返り、クロさんは再び、今度は30cmほど飛び上がりました。
そうして次に落下(←言い切った)した先は、スチール製のマガジンラック。
雑誌を2冊ほど叩き落として、クロさんはソファの陰に走り去りました。
その後、「今、何があったの?」と言わんばかりに、ソファの陰からそっと顔を出してこちらを窺っていましたが、何が起きたのかなど、こちらが聞きたい。


普段、ビビりな猫じゃないだけにこういう光景は珍しいです。
お座りしている時に、よっぽどぼんやりしていて、私が動く気配を感じていなかったんでびっくりしたんでしょう。
それにしてもああいう時の猫って、黒ヒゲ危機一発より飛びマスネ。