「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

第5回目。

久々の本編です。
さーて始めますか……といったところで、某ヒロインいきなりの離席。ちょっとしたトラブルのよう。
どうしたのかしらーと色々ウワサをしていたら、ちゃんと戻ってきました。
どうやら、その前日の夜中から当日早朝にかけて、防音対策をしないままゲームしながらskypeで叫びまくっていたらしく、家族にガチで怒られていたらしいです(暴露)。いい年をして親に説教を食らうの図。
どんまい、aoiさん。



第5回目(090523/22:00〜)


GM及び他プレイヤーの了解を得て、ヒロイン・アガットが転職しました。
本編はお試しプレイ的意味合いも強いので、特例です。ファイター兼フェアリーテイマーだったのを、フェアリーテイマーをメインにして、サブにフェンサー、そしてレンジャー技能もゲット。
ついでに各キャラのレベルも晒してみよう。(順不同・敬称略、レベルはゲーム開始時)
ただこのテキストを書いた時には、既にレベルアップされてしまっていたので、掲載レベルは記憶に頼ってます。間違ってたらお知らせください。

カンプ(ドワーフ) PL:Ken-K
プリースト4/ファイター4
・騎士神ザイアを信仰する、斧を担いだ神官戦士。

フェーリエンドルフ(エルフ) PL:松川
コンジャラー4/ソーサラー4/レンジャー1/セージ1
・下僕が欲しいと呟く、買い物好きのウィザード。

ジャック(タビット) PL:あつし
シューター4/マギテック3/スカウト3/セージ1
・ハードボイルドでクールガイなマギテックシューター。

ジン(ナイトメア) PL:振一朗
グラップラー5/スカウト4
・侠気溢れるぺらぺら装備の格闘家兼スカウト。低血圧。

アガット(人間) PL:あおい
フェアリーテイマー4/フェンサー4/レンジャー1
・ヒロイン(笑)。初回プレイで彼岸を覗いてきた。

フラン(ルーンフォーク) PL:高迫
ファイター5/マギテック2/セージ2
・ヘビーメイスを振り回すカッチカチなメイド(アガットの使用人)。

さて、いつもの定宿にて依頼をひとつ引き受けました。
依頼人は青年貴族(ルートヴィッヒ・バイエル。チャラ男)。
目的は、先日、メイドと駆け落ちした兄(フリードリッヒ)を捜すこと。
兄が駆け落ちしたのを知った武人肌の父・オイゲンが激怒し、戦バカである父はフリードリッヒに自ら引導を渡すべく追っ手を組織しているというマイナス情報あり。
さすがにそれはお兄さんが可哀想だから、先に保護して、できれば他国まで駆け落ちの護衛をしてくれないかとのこと。隣国に逃げ込んでしまえば、さすがの父も国境を越えてまで兄を殺しにはいかないだろうと。


なるべく急いで出立して欲しいとの意を受けて、その日の内に出立することに。準備も含めて、周囲で軽く聞き込み。
フラン「長く宿を留守にするわけですから、預ける荷物はちゃんとしておかないと……特にジン様は」
ジン「え。なんで?」
──ジンくんはもう忘れているんでしょうか。
フラン「……狙われてるじゃないですか。とある女性に(前回参照)」
ジン「は! 聞き込み行かない! 荷造りする!」


というわけで、ジン以外の全員で、バイエル家に出入りしているパン屋さんで、駆け落ちしたというメイドの噂を聞き込んでみることに。
フェーリ「(パン屋の店主に)いや、実は仲間の一人がそのメイドさんに恋をしてしまってね(しれっ)」
宿にいるジン「それ誰っ!?」
フェーリ「今、ここには来ていない仲間なんだけど。シャイだから(しれしれっ)」
宿にいるジン「俺かーっ!?」
そんなカンジで、実は話したくてうずうずしていたらしい店主から、メイドさん情報もゲット。


一行は保存食を買い込み、急いで追いつこうと馬をレンタルして街道をひた走ります。
途中、宿場町でも聞き込み。少しでも早く追いつこうと、町で宿はとらずに街道を進みつつ。当然、街道脇で野営。
GM「朝ですよー。近所の農家で鶏が啼いてますね」
アガット、ジン「眠い……」
フラン「アガットお嬢様のために紅茶を淹れています」
フェーリ「鶏より早く起きてます。やぁ、いい香りだ。今日はアールグレイだね(ぐび)」
アガット「こうして毎日、わたしは二番汁なんですネ……」
ジン「眠いー。紅茶あるならもらう。濃いやつ」
アガット「は。三番汁!?」(←起きればいいんだよ)
フェーリ「フラン、明日はミルクティーにしてくれないか」
フラン「牛乳がありません」
フェーリ「じゃあ明日は、今日よりも早起きして付近の農家にミルクを買いに行くことにしよう。買い物はステキだね」


そしてこのまま行けば2日後くらいには追いつけそうかなー、なんて思っていたところへ、行商人が要らぬ情報をよこします。
街道から少し離れたところに旧街道があり、それを辿っても隣国へ行けるヨと、旅慣れていない男女2人連れに教えたとか。ちなみに旧街道には妖魔や野盗の噂もあります。
なんですとー?と、一行は旧街道へ向かいます。が、鬱蒼と茂った森が眼前に立ちふさがる頃、日が暮れました。
フェーリ「しょうがない、ここで野営を……はっ!? こんなところじゃミルクを買いに行けないっ!?」
こっそり、ミルクと一緒に春キャベツも買おうとか、鶏がいるなら卵もあるなとか思っていたのに。


そして、野営といえば襲われるのが王道。攻撃は受けませんでしたが、何やら覗き見をされたようだったので、一行はさっさと野営を諦め、覗き見した気配を追い、どうやら妖魔のものらしい足跡を辿っていきます。
途中、争ったような跡や血痕、妖魔ではない足跡も発見し、「旅慣れていない男女2人連れ」が死体になっていないことを祈りつつ追跡続行。
少し開けたあたりで首尾よく(←?)妖魔に襲われます。2匹ずつの挟み撃ち。前衛はジン&カンプチームと、アガット&フランチームとに分かれ、乱戦エリア2つ作成。後衛のジャック&フェーリチームは中央で魔法支援。
と、ここで、転職が功を奏したか、アガットのダイスが走ります。攻撃は外すものの、今まで見向きもしていなかったはずの妖精魔法が次々と。
一同「アガットがチョーシに乗っている!」
アガット「へへーん」
アガットが3匹目を2連続クリティカルで沈めた後、汎用蛮族語でジャックが妖魔に降伏勧告。
ジャック「こいつら(妖魔をメイスで叩き潰したフラン含む)、手がつけられなくなっちまうぜ?」


縄でくくった妖魔から聞きだしたところによると、先日、男女2人連れを捕まえて、女のほうはアジトで儀式の生贄に、男のほうは森の精霊にくれてやったとのこと。儀式はいつやるのかわからないし、森の精霊が男をどうしたのかも知らない、と言います。
どちらも場所的にはさほど遠くないらしいので、妖魔を道案内にまず森の精霊のところへ。
待っていたのはドライアード。9LVモンスター。イヤな能力も盛りだくさん。
男性は眠らされていましたが、生きてはいるようです。眠らせてゆっくりと愛でつつ衰弱させるのがドライアードのやり方なんだとか。
とりあえず見なかったことにs……じゃなかった、対策を考えることにして、女性(推定:駆け落ちしたメイドさん)を先に救出することに。


妖魔たちがアジトにしている廃墟へと向かい、あらためて、捕らえた妖魔に詳細を聞くと、アジトに残っているのは下働きのコボルド2匹、儀式の神官をするゴブリンシャーマン、そして用心棒にゴーリーという8LVモンスター。
ゴリさんは普段アブナイので、鎖に繋いでいるんだとか。生贄用の女性は1人だけで、他には誰もいないとのこと。
夜陰を(強引に)突っ切り、ゴブリンシャーマンを首尾よく片付けましたが、コボルドゴーリーの枷を解きにいってしまいました。
GMゴーリーがいるあたりの建物で、コボルドの悲鳴が聞こえますね。あとなんか、生々しい音と」
コボルドさんはゴリさんのおやつになってしまったようです。哀れ。
GM「さて、どうしますか?」
……どうしょぅ。


一行、ここで迷います。ゴブリンシャーマンを倒した直後の今なら、囚われの女性を救出してそのまま逃げ切ることができるかもしれません。
けれど、8LVのゴリさんと戦うのであれば、女性は足手まといです。それなら、今、監禁されてる場所にいたほうが安全です。
とはいえ、ゴリさんと戦って勝てるのかしら?
知名度は超えたので、ゴリさんのデータは見ています。結構な攻撃力とHP。
女性を救出してそのまま撤退するか?という意見も出ましたが、ここでゴリさんを放置しても、後々、ゴリさんは街道へと彷徨い出でて人々の迷惑になるのじゃないかという気もします。
もちろん、見かけた妖魔を全て倒さなければいかんという法はありませんが、ゴリさん解放のきっかけを我々が一部担っているという、自責の念はあります。
でも、ゴリさん強いヨネ、としばし逡巡。
迷うのは敵のレベルなんですよね。9LVのドライアードは、その特殊能力からしても、勝てる相手ではないと確信しました。だから、ゲーム的には、これは倒さなくていい手段があるに違いないと思うのです。が、8LVのゴリさんは頑張れば勝てそうな気がする。
ということは……?


結局、盛りだくさんの支援魔法を前衛にかけて、突っ込んでみることに。
ドワーフ神官、大活躍です。まずは神官からフィールドプロテクション、セイクリッドシールド、セイクリッドウエポン、そしてウィザードからのプロテクション。
命中回避の確率から考えて、ジンとフランをその魔法で固めて突っ込ませ、その他は後ろから魔法で支援という形に。
エンカウントしてからわかったことですが、幸い、ゴリさんは少々ペナルティのある状況のようです(足かせが付いたままだった)。
先制をとられて、ちょっとDOKIDOKIな戦闘開始。
……と思いきや。
GM「じゃ、ゴーリーからフランに19点」
フラン「防護点9点と、支援魔法で5点止めて、5点通りました」
GM「たった5点!?」
偉大だね、支援魔法。
そして冒険者一行の手番。ちなみにゴリさんの防護点は8。
フェーリ「ブラントウエポン。抵抗突破で、次Rから物理攻撃-4点ね」
ジン「殴ります。当たって14点」
フラン「同じく攻撃ー。当たって18点」
ジャック「エフェクトバレットで、当たって……お、回りました、20点」
アガット「カオスショット。あー。抵抗されたー。でも8点」
GM「……え、ちょ、……なんてことだ! もう44点も削られて……」
フェーリ「あ、カンプの分忘れてた。フォース撃ちます」
GM「まだあるのか!」
フェーリ(カンプ代理)「抵抗されて6点」
GM「もう50点も削られたよ!?」
まだ1R終わったばかりデスよ? 多対一ってスゴイね。


GM「えぇい! こうなったら……よし、これだ。吹き飛ばしてやる!」
特殊能力の「吹き飛ばし」。乱戦エリアから強制的に離脱させられ、ダメージまで受けるいやな効果です。
前衛で乱戦エリアを形成していたジンとフランが吹き飛ばされてダメージちょっぴり。支援魔法でただでさえダメージ減少があるところへ、ブラントウエポンで攻撃力も落ちてます。
GM「左右にどーんと吹き飛ばそう。乱戦エリア解除、後衛が丸見えだ」
フェーリ「カンプが後衛に残ってるからあらためてエリア形成してもいいけど……」
GM「え。まさかそこまで考えての布陣っ!?」
フェーリ「いや、偶然。……でも真ん中あいて丸見えなんだよね。なら、ライトニング」
GM「……え?」
フェーリ「あー。惜しい、抵抗抜けなかった。7点」
GM「…………1点残った。なんだ俺は。魔法撃たれるために自ら花道作ったみたいじゃないか……」
アガット「カオスショットで6点ー」
GM「……たった2Rか…っ!」
GMがとてもとても残念そうでした。ぐふ。


そう、肉弾戦係は既にいるんだから、防護点無効な魔法攻撃の回数が増えれば、与えるダメージは増えるのよね。
いつもならウィザードは支援魔法とブラントウエポンで、序盤は攻撃にまで手が回らず、魔法ダメージはマギテックシューター頼みだったけど、今回は突っ込む前に支援魔法かけといたし。
でも純粋に、魔法での攻撃を楽しむには、フェアリーテイマーが便利なのかも。……と、今回のアガットと、高レベル編のセロを見て思いました。
ソーサラー&コンジャラーは支援的な色合いのほうが濃いようですね。もちろん、前衛がしっかりしてるという前提にありますが。でも、支援魔法をかけ尽くした頃に魔法攻撃出来るので、展開的に最後のとどめを刺せることも(笑)。
SW2.0では、神官以外にも回復魔法があるのが便利ですね。神官の手がふさがっていても回復できる。


そして、ゴリさんから戦利品を剥ぎつつ、ふと思い出します。
フェーリ「コボルド! そういえばコボルド残ってるよね?」
GM「1匹、隅っこで震えてますね」
フェーリ「(即)やぁ、下僕にならないか!」
SW2.0でのコボルドは、直立させたスピッツ(犬)のような外見です。手入れさえすればもこもこふわふわになるらしいのデス。
そして、コボルドは妖魔とはいえ、あまりに弱いのでモンスター側にも、人間側にもよく従うという設定。家事、とくに料理が上手く、人間の街にもコボルドは下働きとして住んでいます。
キャラ作成直後から、下僕が欲しいと呟いていたフェーリですが、その後加入したメイドのフランはアガットのもの。野良ルンフォでも捜せばいいという意見もありましたが、ルンフォが仕えるのって基本的に人間じゃね?との考えのもと、コボルドを拾いたいと常々言っていました。
なので当然、ここでコボルドテイクアウト希望。


アガット「いいなぁー。ふわふわー。もこもこー」
フェーリ「おまえにはフランがいるだろう」
アガット「ふわふわのほうがいいー」
フェーリ「じゃ、交換するか?」
アガット「……うーん……どうしよう」
フラン「悩むのっ!?」
一応、交換はしないということになりました(当たり前)。


さて、メイドさんも救出し、ドライアードのところへ行って、フリードリッヒさんを救出しようかという頃。
GM「みなさんが休憩してると、さっき道案内に縛って連れてきたボガードソーズマンが、汎用蛮族語で『俺も腹が減ったー』とわめいてます」
ジャック「……弾丸食うか?」
ジャックかっこいー!! クールでワイルドなタビットかっこいー!
というわけで、始末させていただいて(非道)。
緊張感溢れるはずだった戦闘はたった2Rで終了してしまい、とはいえ、9LVドライアードに、このままの勢いでぶつかるのはあまりに馬鹿だというくらいには、プレイヤーたちは冷静でした。
もともとドライアードは森の養分として活きのいい獲物を欲しがっているだけで、それがイケメン男性であればいいというのは、ドライアードの個人的趣味だったようです。なので、戦闘回避手段として、その生きているの(フリードリッヒさん)と、冒険者たちが作った新しい死体5つ(途中で襲ってきた妖魔たち&ゴブリンシャーマン)と交換してもらうことに。
そして充分に休息をとった一行+駆け落ち男女は、隣国へと向かいます。


……といったところで、今回は終了。
ちなみにテイクアウトしたコボルドは、コーギーのような色合いに決めました。
ついでに、カプチーノくんという名前もつけてみました。
そして勝手に、フェーリのキャラシートに「下僕」として追加されています(いいのか)。
ひょっとしてこれ、パーティ財産(?)なんじゃ……(笑)。
まぁ、お料理させる時は、パーティ全員分を作らせるんだろうから問題ないのか。


今回、フェーリはあまり魔法連発しなかったので、MP半減した程度でしたが、途中、念のためにアガットから魔晶石を1つ借りました。結局使わずに返しましたが、プレイが終わってからふと思い出したことが。
フェーリ、使い魔(MP5点)持ってた。えへ。