「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

サイコ・シリアル・キラー

呪いで人が殺せたら……私は今頃、悪名高いシリアルキラーの仲間入り。

今日、久しぶりに、どう少なく見積もっても私よりもかなり年上だろうというダミ声の男性(女性に人気のプチホテル経営者。喋りは居酒屋のオジサン風)が、
「もう○○○(雑誌名)なんて、やんないっ!!」
と叫ぶのを聞きました。
電話をガチャ切りされたのも久しぶりです。
ふふ。おとなげないワネ。


そもそも、こちらから電話をした時から、「待ちかまえてたぜ、一発文句言ったるわ」的な匂いはぷんぷんと漂っていたんですが。
先方から送られてきた修正FAXに沿って修正をし、第2稿を先方に送ったら、その返事が最初の修正FAXを覆すものだったのと、「わからなかったら電話してください」と書いてあったので、素直に電話したんです。
そうしたら待ちかまえられていて、
「これわかんないよ、どういう意味よ」
と聞かれた(でもわからなくて電話したのは私の方)ので、
「あ、そちらはですね。○○と●●のどちらの料金タイプかというこt
(説明を聞かずにかぶせてくる)
「だからさ、あんたが書いたの読み上げるよ? こうこう、こう書いてあって、その後に●●ってあるじゃない、それがわかんないって言ってんのよ」
「はい、それが当社で書き方を統一させていただいているんですが、●●であるのか、○○であるのk
(かぶせ再び)
「そうじゃないそうじゃない。わかんないかな。いい? もう1度読み上げるよ? こう書いてある後ろに、●●ってあるでしょ? それがさ……」
(朗読の刑)
「はい、ですから2つの料金体系のどちらであるかをここで説明させていただいt
(かぶせデフォ決定)
「だからさー。△△と▲▲の値段が違うのはどういうわけかってことだよ!」
(話が飛躍。○○/●●の話じゃなかったのかしら……)
「あ、申し訳ございません。そちらは、最初にいただいたFAXでその金額に修正されていたようですので直したんですが、違いますか?」
「違うから言ってんじゃない!(筆者注:違わない) だから俺書いたじゃない、わからなかったら電話しろって!」
「ぇー……ですから、今こうしてお電話させていただいt
「いい? もう一回読み上げるよ!?」
──アナタが持ってるFAX原稿よりも数段鮮明な原稿が手元にあるんですが。


というか……ここまで読んで、皆様おわかりでしょうか。
「わからなかったら電話してください」と書いてあったのは、第2稿への返信。
私がその時話していたのは、初稿への返信FAXの内容。
初稿への返信FAX内容がわからなかったら、2稿への返信FAXに書かれるであろう内容(電話シテネ)を見越してその時に電話しろということですね?
でも、初稿への返信FAXは辻褄があっていたんです(マジ切れされた後、進行さんにも確認してもらった。「……私でもそのように解釈します」と断言された)。


これはアレですね。私にタイムスリップをしろと言っているのですね。いや、トキカケ風に言えばタイムリープですか。青白い猫型ぽんこつロボット風に言えば引き出しに入れと言ってるのですね。
記憶に新しいかと思いますが、先月の初めに某クライアントから私が求められたのはテレパシーでした。
そして今回は時を駆ける能力が求められています。
いや、それとも未来予知かな。なんだっけ。プレコグニション?


うーん。エスパーじゃないんですが。
でももしも、エスパーだったなら、私が今、心の底から思ってる「あんなヤツ、オレオレ詐欺にあっちゃえばいいのに!」という呪いが実現しそう。
そして本当にタイムリープやプレコグが出来るなら、その仕事を最初からやらない。