「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

第2回目。

第2回目は8/22に行われました。GMは前回と同じです。
一応、2人のプレイヤーが、2セッションずつ交代でGMをやることになっているので、次回はGMが変わります。
初回は1セッション5時間ほど。2回目は4時間半でした。次回は4時間が目標デス(本当か)。
雑談を減らせばもっと早いんだろうけど、雑談がなければ面白くないのがTRPG。まぁこれは仕方がないことだと思います。


そしてまた勝手にプレイ記録をここに書き留めておく。
プレイヤー未承認なので、どのキャラクターが誰のものなのか明記はしていません。
……まぁ、彼女を知ってる人には想像がついてしまうだろうけれど。
skypeでの会話を、こっそり(←?)録音している人もいるようですが、私の記録は自身のプレイ中のメモとIRCのログ、そして記憶によるものですので、ところどころ綻びがあるかも。



第2回目(080823/22:00〜)


さて、第2回目です。
ここで1人、プレイヤーが追加されました。これで6人。スキルバランスにもよりますが、人数としてはちょうどいい感じ?
6人目のプレイヤーに、これまでのキャラクターは全て違う種族だというと、「じゃあ今いないのは何?」ということから作成に入り……出ました、ルーンフォーク。
ルーンフォーク、略してルンフォは生まれながらの召使い属性です。ご主人様を求める体質だそうです。
個人的には、ご主人様は欲しくないけれど下僕なら欲しいデス。


ドワーフ(ファイター/プリースト)
エルフ(ソーサラー/コンジャラー/レンジャー/セージ)
タビット(マギテック/シューター/セージ)
ナイトメア(グラップラー/スカウト)
人間(ファイター/フェアリーテイマー)
ルーンフォーク(ファイター/セージ)


1回目の後にもらった経験点でそれぞれ成長しているので、ルンフォにもそれにあわせた経験点を上乗せして作ってあります。各キャラクターのレベルはこの時点で2〜3レベル。
旧ルールと違い、レベルアップに必要な経験点は、AとB、2つのテーブルが用意されているだけです。以前のように、ソーサラーがおそろしく経験点足りないとか、ファイター一本伸ばしにしたらレベル格差がスゴイとか、そういうことにはなりません。ただそれでも、技能の乱れ買いをしている人と一本伸ばしの人が違ってくるのは、まぁしょうがないところ。……って言ってるのに、ソーサラー・エルフはセージをとって4技能に。
セージで弱点を見抜くのは大事なので、知力がそこそこ高ければセージをとって損はない。


今回は、ルンフォが増えたので、まずはパーティに合流するところから。
設定をどうしようかとみんなで考えたところ、そもそもルンフォの「ご主人様」は基本的に人間種族ではないのかということに。つまり、必然的にヒロイン(仮)しかいません。
「じゃあ、お嬢様ってことで」と意見が一致(注:ヒロイン(仮)PLがいないところで)。
ルンフォの性別は女子。こちらもヒロイン候補かと思いきや、メイドタイプなので、お嬢様を差し置いてそんなことはしないそうです。


そうして、ある晴れた日。ヒロイン(仮)の実家からルンフォが放り出されてきます。冒険に出てしまった娘のもとに、助けになる者を遣わせてあげようという親心を受け、ルンフォはお嬢様に付き従うためにやってきたのデス。
が、ルンフォの姿を見た途端、なぜか逃げるヒロイン(仮)。


ヒロイン(仮)「ダッシュで逃げます!」
ルンフォ「は! お嬢様ー!!」
GM「ヒロイン(仮)が逃げた先は2階へと続く階段です」


2階に追いつめられたヒロイン(仮)と、追いつめたルンフォ。野次馬根性を隠しもせずに、階段の踊り場からこっそり窺うナイトメア、エルフ、タビット。
ヒロイン(仮)「いやー!」
何がイヤなのかはわかりませんが、おそらくは過去の悪行を晒されるのを嫌がっているのでしょう。恥ずかしい過去とか。ポエムとか。
ルンフォ「は。お嬢様! あそこで覗いている3人は……彼氏ですか!?」
ナイトメア「いやいやいや……」
エルフ「……迷惑だな」
タビット「それはない」
ルンフォ「彼氏が3人も……(←聞いてない)。そういえば昔、お嬢様は『あたし大きくなったら悪女になる!』って仰っていた……」
ヒロイン(仮)「言ってないよ!」
エルフ「悪女は才能が必要なんだぞ。おまえにはその才能は毛ほどもない!」


ヒロイン(仮)は愛されているんデスネ。


ともかくも、ルンフォが合流して6人パーティになった一行。その一行が受けた今回の仕事は、近隣の農村からのものです。その日の朝、村では木の葉が人を襲う事件が発生。木の葉が集まって球形になったもの(こぶし大〜サッカーボール大)がころころと村はずれを転がり、試しにと蹴り飛ばしてみた村人が反撃を受けたというもの。放置しておいても、転がり続けた球が果樹園を荒らしたりするので退治して欲しいという依頼。
同じくその日の朝、ルンフォが街に向かって歩いていた頃、依頼人の村と思しき場所の上空に、奇妙な紫色の綿雲がぽっかりと浮かんでいるのを見かけたとか。
みんなで脳内を探ってみると、木の葉のボールはフールーと判明。紫の雲のほうはマナによる珍しい現象のよう。自然発生か人為的なものかは現時点では不明。


翌日、村へと向かい、そこで詳細な聞き込みをすることに。フールー被害が広がっていることと、村はずれの森の中で巨大な植物や蜂などが発生していることなど。
ついでに、いかにもうさんくさいNPCタビットの情報も聞きました。
なんでもそのNPCタビットは、凄腕コンジャラー(自称)で、事件の1日前に村にやってきて、その後姿を消し、NPCタビットが姿を消した直後から空には紫の雲が浮かび、村はずれにはフールーが転がり始めたと言います。
これがクロじゃなくて何だろう、というようなNPCですが、他の可能性を潰したわけでもないので、現時点ではクロとは決めきれず、「でも絶対そうだよね」的なニュアンスで、NPCタビットを探し始める一行。


森の中でキラービー*6やキラークリーパー*4、ニードルアーチャー*2などを片付けたりやり過ごしたりした先で──ヒロイン(仮)は前回はヌルヌルプレイで今回は触手プレイかと疑惑が浮上しつつ──、件のNPCタビット発見。話を聞きだしてみると、やはり、全ての元凶はこのNPCタビットらしく、しかもなんだか帝都の魔術師ギルドからナニカかっぱらってここに来ている模様。
NPCタビット「倉庫に放置されてたものだよ? 誰も使ってなかったものをちょっと借りただけだよぅ!」
どうやら研究のために良識のボーダーラインを少しずらしても構わないと思うタイプのようです。


NPCタビットは森の中の空き地に、大きな機械を据え付け、周囲のマナをそこに吸収させようと試みていた様子ですが、やや手に負えていない感が拭えません。空き地以外の森はモンスターの巣窟になっているし、それは村までも被害を及ぼしているしで。
プレイヤー全員「撤去だ、撤去!」
せっかく見つけたのにとか、せっかく動き出したのにとか、もう少しでこの機械(魔動機の一種)の謎を解明できるのにとかぶつぶつ呟くNPCタビット。反省がありません。
なので反省させることに。
村人に迷惑がかかっていることを強調し、その機械はNPCタビットの手に負えていないことを言い聞かせます。


エルフ「村人たちの果樹園にも迷惑がかかっている。ああ、カワイソウに、あの村人たちはフールーに村を蹂躙されて困り果てているに違いない。この村の酒場で食べる野ウサギのシチューが好きだと君は言ってたね? そのシチューが食べられなくなるかもしれないよ。そうやって村人たちが困っているのに、君はまだ自分の好奇心を優先しようとする。あの!親切な村人たちを!困らせて! ……君はどんな顔で村人たちに会えばいいんだろうね。もう顔を合わせられなくなるかもしれないね(棒読み)」
GM「……えー。そこまで言うとNPCタビットはほろほろと涙をこぼして……」


撤去決定。


近辺には、機械の助けとなる別の装置を4つ配置してあるとのこと。それをまずは回収しないと、今、この村(と森)を襲っている怪異はおさまらないらしいので、回収しにいくことに。ただ、危険な場所に配置したものもあるので、1人でとりにいくのは……と渋るNPCタビット。


ルンフォ「じゃあ、私たちについてきてもらって……」
タビット(NPCじゃないほう)「じゃあ、我々が手伝うということで……」
エルフ「それ、ついてきてもらって『我々が』片付けるのか。それとも、『このタビットが』片付けに行くのを我々が手伝うのか。もちろん後者だよねぇ」


見た目は直立歩行の大きな兎というタビット(NPC)を追い立てるようにして装置を回収する一行。回収した装置には魔術師ギルドのものだということが記されてイマス。やっぱり盗んできてる。
そして最後の1つは、よりによってアンデッドが出るところに埋めたとか。ぶち殺すぞこの兎野郎。
案の定、そこではワイト*3が待っていました。
ドワーフ「じゃとりあえずバニッシュしよう。期待値でペナルティ付くから多少は戦いやすくなる」
2匹目が抵抗に失敗し、効果判定に。振ったサイコロは11。
GM「11? 11って……えーと、逃げる。かな。走らないだろうから、みんなに背を向けて、通常移動で戦線離脱」


1ラウンドあたり12mずつ離れていくワイトが1匹。とりあえずそれは放置して、残った2匹に挑みかかる面々。
ルンフォ「ナイトメアが防御弱そうなので、常時『かばう』で。……お嬢様は庇わなくてもいいよね」
エルフ「あー。いいよ、庇わなくて。『ヒロイン』だから、多少ヤられるくらいで」
ヒロイン(仮)「むきー! でもいらない! 全力攻撃!」
──全力攻撃が好きなお嬢様。そしてヒロイン。←(仮)とれた。


我々は、この戦闘でひとつ覚えました。グラップラーをファイターが庇って、その状態でグラップラーファナティシズムをかけるという戦術はどうやら有効のようです。グラップラーはワイトを「投げ」まくり、投げられたワイトをみんながタコ殴りにするというイジメが行われました。
そして、ワイト*2を撃破した後、やっぱりみんな気になっていたのは、「逃げたワイト」。
逃げても家に帰るわけじゃなかろうし、地に潜るわけでもない……となれば、村人が鉢合わせるかもしれないので、その危険を排除することに。


GM「えーと、この時点で60m離れています」
全員「全力移動で追いかけます!」
とはいえ、全力移動でも追いつかない敏捷度の人が2人(ドワーフ&タビット)。
そしてうっかり全力移動すると、後衛なのに最前列に出てしまう人が1人(エルフ)。
同じくうっかり全力移動すると、ルンフォからの「かばう」が届かなくなってしまう人が1人(ナイトメア)。
GMはそれぞれの移動距離の申告を受け、なおかつワイトやNPCの移動距離を計算し、各々の位置同士の距離を計算し……大変デス。


結局、ワイトから30mの地点にドワーフとタビット以外が集合。そこからエルフが魔法を撃つ間に残り3人がワイトを追い越して接敵することに。
エルフ「えーと、この魔法の射程が30mで……あ、そうか。次にまたワイトが移動したら魔法届かないんだ。戦士たちがワイトを止めるのはその先の予定だよね。撃ってから、また全力移動して……いや、だから追いついちゃいけないんだ。乱戦エリアに入らないように……何mだ?」
──もうみんな、誰がどこにいるのかワカラナイ。
タビット「立ち止まって銃の弾丸を装填します。……追いつかないだろうなぁ」
ドワーフ「ひたすら全力移動」


次のラウンドにはルンフォ、ナイトメア、ヒロインがワイトに接敵して攻撃。エルフは魔法を届かせるため移動。タビット、ドワーフもひたすら移動。
更に次のラウンド、追いついたエルフからの魔法攻撃、続いてグラップラーがワイトを投げ、転んだワイトにヒロインが全力攻撃。そしてルンフォも全力攻撃。
GM「はい、それで終わりー。……ドワーフは?」
ドワーフ「……今ようやく追いついて、通常移動から攻撃に入るところデシタ」
振り上げた斧は虚しく空を切ったのでありました。


今回もいいオチがつきました。


※文章内の台詞は記憶とイメージで書いているため、実際のものと違うことがあります。