「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

調べたヨ!


さて、自称3kgのクロさんですが。
確かに、自称する通り、彼女は太ってはいないはずなんです。
順調に成長して、プチメタボ気味ではあると思うんですが、実際に抱っこして毛の中をまさぐってみると、そんなに肉がついているわけでもなく、ただ脇の下と下腹の皮がたるんでいるのです。


先日、クロさんがトコトコと歩く様を背後から観察してたんですが、腹の皮がたぷんたぷんと左右に揺れていました。

ごらんのように、サビ柄のクロさんは、よだれかけ部分と胸の半分、そして股間がクリーム色の毛です。
もふっとなった色の薄い毛が余計に下腹部分のたるみを際だたせているかのような。


以前から常々、このたるみが気になっていたんですが、既にフードの70%は低カロリーのものです(大豆ナントカ入りの普通のドライフード3割:毛玉ケア兼低カロリーフード7割)。
しかも日々のドライフードは50gほど。クロさん自身、さほど食事に執着しないタイプなので、餌の催促はほとんどなく、私がお泊まりで留守にする際に多めに餌を置いておくと、「多めに」置いた分だけ残っているという律儀さ。
つまり、これ以上のダイエットが果たして必要なのかどうか迷うところなのデス。
野良時代、拾われる前に半死半生だったことを思えば、多少ぷにっとしててもクロさんが幸せであればそれでいいのかとも思うけれど。
だがしかし、マンション飼いを私が決めた以上は、クロさんの健康に対して私は責任があるんです。


で、ネットで調べてみました。
検索ワードはずばり「猫 腹の皮」。
そうすると、出てくる出てくる。
太ってるわけじゃないのに、または確かにちょっと太り気味だけどそれ以上に、腹の皮だけがひたすら余っているという猫さんが意外といるようなのです。
オスよりもメスのほうに多いようなので、避妊手術後のホルモンに関連するのかもしれないけれど、もともと形状的にそういう素質を持っている猫もいるんだとか。
「ルーズスキン」。下肢の付け根から腹にかけて皮膚が垂れ下がった状態をそのように呼ぶのだそうです。
アメリカンショートヘアなどに多く、アメショやエジプシャンマウなんかのショーキャットでは、「立派なルーズスキンが求められている」とか。


求められている


……誰に?
……まぁ、誰に求められているのかはともかく。
確かにクロさんの皮は、掴んでみるとびろんと伸びて、皮下脂肪はそう多くはないように思えます。
ほら、人間でいうと、女性の前腕の皮膚を摘んだ時、皮下脂肪も一緒に掴んじゃって、薄ーく掴もうとすると「アイタタタ」になるじゃん? それが、男性の皮膚を同じように摘もうとすると、意外なほどの薄さで摘んで引っ張ることが出来ます。それが、男性と女性の皮下脂肪の差です。アスリートの女性とかは摘んだことがないのでわかりませんが(笑)。
とにかく、クロさんのたるんだ皮は、内容が充実していないのです。まさに「ルーズスキン」。
クロさんの場合、「過去に太っててダイエットした」とか「妊娠したことがあって皮が伸びてる」とか、そういったことはないので、おそらく形質的なものだと思われます。
どうやらあまり気にすることはないみたいですが、歩くと揺れる腹は…………ねぇ?


「クロさん、その“たぷーん”は、アメショとかのショーキャットに求められるものなんだってサ!」
そう言いながら腹の皮を引っ張ってみると
「世が世ならアタイはショーキャット! 気安く触るんじゃねぇ!」
とばかりに囓られました。


オマエなんか、世が世でも素行不良で予選落ちだよ!