「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

第1回目。

TRPG、それはテーブルトークRPGゲームマスターが喋ってプレイヤーたちにシナリオを示し、プレイヤーたちは喋りとサイコロ振りでそれに対応し、それを見たゲームマスターがその成否を判断するという、非常に人間的なゲームです。
さて、先日発表されたSW2.0。ルールブックを手に入れるとやってみたくなるのが人間というもの。
ただ、近場には一緒にプレイできるような仲間がいません。
ネット上には友人がいるんだけど、TRPGというのはそもそもテーブルを挟んでやるものであって…………ん? でも声が聞こえれば出来るんじゃ? サイコロ振るのは専用のツールがあるし……。
ということで、思いつきを早速友人に持ちかけてみると、「よし、まずはやってみよう!」ということになり、集まったのは5人。
使うツールskypeIRCです。


skype自体はヴィジュアルなしで音声通話のみでしたが、これは意外とパソのスペックに左右されるみたいですね。
スペックがぎりぎりだと、他の作業を同時に(例えばブラウザや他のアプリなど)すると、音質が落ちたり、他の人の声が聞き取りにくくなる事態が発生することも。
skypeのホスト(収集役)はある程度のマシンスペックがあったほうがいいようです。


で、先日トライした、仲間内でのTRPGの模様を、自分の記憶を救済するためにここに書き留めておくことにします。
記憶力に自信が持てなくなってきたので……年のせいかしら……。
でもとりあえず、今ならまだ記憶が追えるので(笑)、プレイ中の自分のメモとIRCのログ、記憶力だけで記述。
端々間違ってたらゴメンネ。>関係者たち
一応、個人名(キャラクター名)は出さずに書いておきますネ。


第1回目(080711/22:00〜)


キャラクター作成は数日前に済ませていたので、この日は早速プレイです。
奇しくも、参加者全員違う種族。


ドワーフ(ファイター/プリースト)
エルフ(ソーサラー/コンジャラー/レンジャー)
タビット(マギテック/シューター/セージ)
ナイトメア(グラップラー/スカウト)
人間(ファイター/フェアリーテイマー)


人間キャラは18才の小柄なオンニャノコで、パーティ内の紅一点。おそらくはヒロインの座を狙ったものと思われます。あざといデスネ。
だがしかし、ラブの生まれる気配はナッシン。今回のルールでは、いわゆるハーフが生まれないだけで、異種族でラブを育てることも可能らしいけれど、そういったことには特に興味を持たない面々ばかりでした。


7月なのでルールブックはまだ1巻の範囲内です。
帝都近郊にあるという小さな遺跡の情報を得て、保存食など買い込み、既に貧乏の虫が騒ぎ出しているヒロイン(仮)を含む5人パーティは、初々しく最初の冒険に出立。
そして遺跡に向かう途中、早速モンスターに遭遇します。記念すべき初戦闘はウルフ*2。
首尾よくこれを片付けた後、遠くのほうから走り寄ってくる集団がひとつ。
どうやら蛮族らしく、何やらわめいているようですが……。


GM:汎用蛮族語です。ジョーンっ! ポチーっ!! と騒いでいます。どうやら先ほどのウルフは彼らのペットだったようです。
タビット:汎用蛮族語わかります。
他キャラ:なんか言ってる。通訳通訳ー。
タビット:どうやらこの狼は蛮族たちが追いかけていた獲物だということで、横取りしやがったなとか言ってるようですね(さらり)。


俺たちの可愛いペットを殺したと怒る蛮族。けれど、獲物を横取りされた怒りだと信じているキャラクターたち。
どちらにしろ、戦闘になるのは変わらないから、一見辻褄は合っているように思えるところがミソですね。
ボガード*1とゴブリン*2を処理した後に、「獲物横取りされたくらいで心が狭いよネ」的な。……辻褄は合う。


蛮族たちとの戦闘後、遺跡内部へ入ります。魔動機文明時代の個人の研究室だったらしく、こぢんまりとした造り。
ナニカが出るということもなく、ごそごそと室内を荒らしまわ……もとい、捜索する一行。
久しぶりの初期キャラクター、新しいルール、互いのプレイを知らない仲間、顔をあわせず音声のみという条件下でやや捜索にもまごつき感があったところへ。


タビット:マナサーチします。
他キャラクター&GM:ナニソレ?
タビット:範囲内に魔力を帯びた物品があればそれが表示されるんですよ。半径10m。この部屋と、あと隣の部屋も一部範囲内ですね。
GM:そんなのあるんだ!?


GMにとってはやや予想外? 便利な魔動機術のおかげで探索が進み、奥の部屋へ入ります。
そこに現れたのは、ブロブさん(剣のかけら持ち・ボス修正有り)。
ブロブさんと言えば、旧ルールでは戦士にイヤンな敵の代表格ですが、ルールは変わっています。金属製の武具に限らず汚染するところはグレードアップですが、今回は救済ポイントがあって、戦闘後24時間以内にアルコールで洗浄すれば効果を受けずに済むのデス。スヴァラスィね。


さて、ボス修正があるブロブは、初期キャラクターにとっては強敵でした。
数ラウンド後には、ヒロイン(仮)が取り込み攻撃の対象に。まんまと取り込まれて、ヒロイン(仮)窮地。
HPもピンチになったので、ドワーフの神官戦士から回復魔法が飛びます。
行使判定は成功。その後、回復量の算定にピンゾロ。
ヒロイン(仮)、ますますピンチ。脱出を試みますが失敗。次のラウンドの頭には生死判定をする羽目に。
初プレイで初死にが出そうなDOKIDOKI感の中、生死判定に成功したヒロイン(仮)に神官戦士からの回復呪文再び。


ドワーフGMのキャラのため、エルフPLが代振り):行使判定ー。(ころりん)2と1! あぶねー。
GM:じゃ回復量決めてね。
ドワーフ:ほーい。(ころりん)
全員:あ゛ーーっ!(ピンゾロだった)


うーん、ヒロイン(仮)死んじゃうカモ。
が、そのラウンドでからくもブロブ撃破。
生死判定には成功しているヒロイン(仮)を回復させようと、先ほど2回連続で回復量にピンゾロを振ったエルフがレンジャーでの治療を申し出ます。


エルフ:レンジャー技能と器用度と……(ころりん)……あら?(ピンゾロ)


いいオチがつきました。


そんなわけで、初のSkypeによるSW2.0オンラインセッションは終了いたしました。
ちなみにちゃんとヒロイン(仮)は生き残りました。
いやー、振った振った(謎)。