「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

「僕を小学5年生だと思って説明してクダサイ」

さて、

留守番のタヌキが眠そうにしているだろう頃。


スゴイよ!
ものすごく久しぶりに「噛んで含めるような言い方」をしたよ!


本日、作成している原稿の中で、最初に指示のあったものと違う写真が営業さんの手によって入れられていたのデス。
まぁそのこと自体はよくあることなんですが、ふと困りました。
というのも、ホテルの記事だったのですが、とある部屋についてその詳細を写真キャプションで述べていたのに、その写真がアロマオイルの写真に入れ替えられていたのです。
見渡しても、とくにその部屋についてくるおまけでもなさそうだし、その部屋を使うプランで利用できる特典(エステとかアロマテラピーとか)というわけでもなさそうだし。
ホテル自身のHPをみたりして調べてみたんですが、それも何がなんだか。
けれど、たとえでっち上げてでも、写真とキャプション内容は一致していないといけないのデス。決して、ツインルームの写真横に「夕食は新鮮魚介の創作和食会席膳」とか書いちゃいけないんです。
仕方ないので、ちょうど社内にいた営業さんを捕獲しました。


「ここの写真なんですけど」
「はい」
「このアロマオイルは何に使うんですかね? 特典とかプランとか関係あります?」
「……はい?(きょとん)」
「いや、部屋からアロマオイルに急に変わって、アロマオイルに関する情報はホテルHPにも載ってないし、過去号にもなかったんで、キャプション何書いたらいいのかな、って」
「あ、キャプションってアタシ、書類で指示出してましたよね? あれ、抜けてました?」
「いえ、抜けてませんけど、写真が変わったから」
「はぁ?(きょとん)」
「いや、えーと……だから、これまで部屋の写真が入ってたじゃないですか?」
「あ、はいはい。そうですね」
「で、アロマオイルに変わったじゃないですか?」
「ええ。変わりましたケド?」


営業さん、きょとーんとしてます。


「で、これまでキャプションは部屋詳細だったじゃないですか?」
「そうですね。そう指示しました」
「部屋詳細がキャプション指示されたままの状態で、写真がアロマオイルに変わったじゃないですか?」
「はい。部屋の写真あまりよくなかったので」
「で、このアロマオイルが今回の掲載プランで利用できるとか、お部屋のアメニティでついてくるとかなんですかね?」
「いえ、それはとくに……あ、先方に電話しましょうか(ささっと手帳を出す)」
「いや、そうじゃなくて。先方と相談の上で、ここの写真をアロマオイルに変えたんですよね? またはあなたがなんらかの意図を持って変えたんですよね?」
「はい」
「だとすれば、どういう方向性のキャプションをつけたいのかなーって。先方の希望とか聞いてます?」
「あ、じゃあ先方に電話しましょうか(さっき出した手帳をめくる)」
「いや、そうじゃなくて。聞いたからこそ、写真変更したんでしょう?」
「写真変更したのは、アタシじゃなくて進行さん(手続き作業をする係)デスケド?」
「変更指示を出したのはあなたですよね?」
「はい。そうです。それがなにか?(きょとーん)」


このあたりで、キレそうになりました。
私も気が長くなったものです。


「えーと……だからですね、今回掲載プランでとくにアロマオイル云々って今まで出てきてないので、部屋詳細のキャプションつけたまま、写真だけオイルに変えても変ですよね?」
「はい」
「だからそれにあわせて、キャプションも変えなきゃですよね?」
「はい」
「で、ですね。どう変えますか?」
「あ。えーっと。アロマオイルです。そこはアロマオイルの写真いれてください」
「もう入ってます。だからキャプションの話です」
「あれ、アタシ、キャプションの指示出してませんでした?」
「…………」


はい。この会話で、私が悪いと思う人っ! 挙手っ!!


……アノヒト、大丈夫だろうか。イロイロと。
あまりの無邪気さに、私が悪いんだろうかと一瞬考えそうになったけど、今、ブログを書きながら反芻しても、普通なら最初の3行で片づいていたとしか思えない。