「それでも今日は好い日だ」

猫と裁縫と日常の雑記。

オシラセ機能。


先日、猫さらいの友人(多頭飼い)と話していたところ、猫の嘔吐物の話になりました。
嘔吐とはいえ、猫の嘔吐物はそう始末に困るものではありません。
というのも、どうやら身体構造上、猫は吐きやすい動物なのだそうで。
病的に吐くというもの以外は、大抵、消化しかけのドライフードの塊をけろっと吐いて、その後はケロっとしています。
頻繁に吐くのでもない限り、とくに問題視はしないと獣医さんも言ってました。


で。
うちのクロちゃんは、過去2度ほど吐いたことがあります。
1度めはたまたま私がパソコン作業をしていた時に、窓辺で「けふっ」とか言ったので、「ん?」とそっちを見ていると、いきなりけろっと。
そして2度めは、朝起きると、寝室から廊下に出たすぐそこに、なんだか茶色の物体を発見。
起きたての頭で、しかも眼鏡もかけずに「…………なんだ?」と言ってもわかるわけもなく。眼鏡をかけて再確認したところ、消化しかけたキャットフード


そんな話を友人としていて、互いに願っていたことがあります。
「吐いたら吐いたでいいから、『ここに吐いたヨ』って教えてくれればいいのにね」
そう。「嘔吐物オシラセ機能」が欲しいのです。
時々部屋は点検していますが、私が仕事に出ている間は、猫は縦横無尽自由自在に部屋の中を歩けるわけですから、どこに吐いたかわかったものじゃありません。
ドライフードくらいしか吐くものはないとわかっていても、いきなり部屋の隅で乾燥したソレを見つけるのはおそらくショッキングです。


オシラセ機能が欲しいなー……。
AIB○だってウワサされてるくらいなんだから、パッチあてたらプログラム修正出来ないかしら。


そう思っていたところ。
本日深夜、パソコンに向かう私の近く、居間のテーブルの下で猫が妙な動きをしていました。
くんくん、かりかり。
盛んにニオイを嗅いで、前肢でカーペットを掻く仕草。
……クサイの?
猫に付き合って、テーブルの下を覗いてみたところ、半消化ドライフード発見。


…………いつ吐いた?
……はっ!?
こ、これが夢のオシラセ機能っ!?
さすがAIB○!
パッチあてた記憶はないけど……自動アップデートシステムかしら。


とりあえず後始末を終え、消臭効果を謳っているナントカ水のスプレーをしてお掃除。
……くんくん、かりかり。
いや、もういいから。
くんくんくんくん。かりかりかりかりかっかっかっ。
…………。



誰か、オシラセ機能のストップボタンをご存知ありませんか。